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執筆者の写真kotobako

間違った所属感

更新日:2023年11月6日

問題行動をとっている子は、

間違った所属感=共同体の中で特別な地位を確保することを求めています。


それは、自信の無さの現れでもあります。


特別でないと不安なのは、自信がないからです。


そういう間違った所属感を持っている子を叱ると、


「叱られるほど特別なことをしている」という感覚を助長してしまうことになります。

※犯罪者の多くは自分を特別だと思っている。


ただし、本人は無意識なので、なぜ自分が問題行動をとってしまうのか、

なぜ叱られると、更にそれが加速してしまうのか理解できていません。


では、問題行動をとっている子には、

どのような対応が必要なのでしょうか?


本質的には、


間違った所属感=共同体の中で特別な地位を確保しようとする


↑これを、改めさせないといけません。


では、どうしたら改めれるのか?


それは、勇気づけることです。


勇気づけるというのは、この場合、たとえば、

特別な地位などなくても安心してこの場所にいられることを保障してあげることです。


問題行動をとるのは、本当は、不安だからです。

不安だから、特権を求める。

褒められようとする。


無意識にです。


なので、無意識に安心させる。


その場に安らげる時間を長くしてあげる。


無理に目立とうとしなくてもよい。

無理に特権を求めなくても良い。

無理に褒められようとしなくてもよい。


その代わり、自分自身の課題に向き合い、

自分なりのペースで成長していく姿を見守り応援してあげる。


そういう時間が長くなればなるほど、

自然と問題行動は収まっていきます。


反対に、先生や親、

その場の権力者が「褒めると叱る」で、

子供たちを煽れば煽るほど、

問題行動は悪化し、

取り返しがつかなくなっていきます。








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