中学1年 第2回 社会 模範解答・解説
地理/日本の領域・世界の気候・世界の宗教・人々の生活  100点満点・全54問
観点別配点 知識・技能 60点(35問) / 思考・判断・表現 40点(19問) / 合計 100点
採点にあたって ○記号問題は、示した記号以外は不正解とする。読み取れない字は不正解。
○考2(4)の「すべて選び」は、合っているものがすべて書けている場合のみ正解(部分点なし)。
○全54問すべて記号で答える問題である。部分点は考2(4)もふくめて認めない。
【知識・技能】(60点)
知技 1日本の領域(2点×6=12点)
設問解答配点解説(正解の理由/他が誤りの理由)
(1)イ2 領海は海岸線から12海里までで、沿岸国の主権がおよぶ。アの領空は領土・領海の上空、ウの公海はどの国の主権もおよばない海、エは資源利用の権利だけがおよぶ海域なので誤り。
(2)エ2 排他的経済水域は200海里までのうち領海を除く部分で、水産・鉱産資源を沿岸国が利用できる。イは12海里までなので範囲がちがい、ア・ウも定義が異なるので誤り。
(3)ウ2 公海はどの国の主権もおよばず、どの国の船や航空機も自由に行き来できる海。ア・イは主権がおよぶ範囲、エは沿岸国に資源利用の権利があるので「自由」とはいえず誤り。
(4)イ2 北方領土は択捉島・国後島・色丹島・歯舞群島の4島で、日本固有の領土だが第二次世界大戦後からロシア(旧ソ連)に不法に占拠されている。アの竹島は韓国が占拠、ウの尖閣諸島は中国などが領有を主張しているが日本が有効に支配しており、エの沖ノ鳥島は日本の最南端の島で占拠されていないので誤り。
(5)ウ2 日本の国土面積は約38万km²。ア・イは小さすぎ、エは大きすぎるので誤り。
(6)エ2 日本の領海と排他的経済水域を合わせると約447万km²で、国土面積約38万km²の約12倍になる(世界第6位の広さ)。ア〜ウはいずれも実際よりかなり小さい見積もりなので誤り。

知技 2世界の気候帯(2点×6=12点)
設問解答配点解説(正解の理由/他が誤りの理由)
(1)ウ(温帯)2 四季の変化がはっきりし、日本の大部分がふくまれるのは温帯。エの冷帯は北海道など一部のみ、ア・イは日本には分布しないので誤り。
(2)ア(熱帯)2 高温多雨は熱帯の特徴。イの乾燥帯は雨が少なく、ウの温帯は四季がはっきりし、オの寒帯は低温なので誤り。
(3)オ(寒帯)2 一年中気温が低く樹木がほとんど育たないのは寒帯。エの冷帯は夏に気温が上がりタイガが育つので誤り。
(4)イ(乾燥帯)2 降水量がきわめて少なく砂漠や草原が広がるのは乾燥帯。アの熱帯は多雨、ウの温帯は適度な降水があるので誤り。
(5)カ(高山気候)2 低緯度でも標高が高いため気温が低くなるのが高山気候。オの寒帯は高緯度地域に分布し、緯度が低い場所には分布しないので誤り。
(6)エ(冷帯)2 タイガ(針葉樹林)が広がるのは冷帯(亜寒帯)。オの寒帯は寒すぎて樹木が育たず森林にならないので誤り。ウの温帯には落葉広葉樹林などが広がる。
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知技 3気候区の名称(2点×6=12点)
設問解答配点解説(正解の理由/他が誤りの理由)
(1)オ(地中海性気候)2 夏に乾燥し冬に雨が多いのは地中海性気候で、イタリア・スペインなど地中海沿岸に分布。カの温暖湿潤気候は夏に雨が多く、キの西岸海洋性気候は一年中降水が平均しているので誤り。
(2)ア(熱帯雨林気候)2 一年中多雨で常緑の密林が広がるのは熱帯雨林気候。イのサバナ気候は雨季と乾季があり、密林ではなく草原が広がるので誤り。
(3)キ(西岸海洋性気候)2 暖流と偏西風の影響で一年中降水が平均し、夏も涼しいのは西岸海洋性気候で西ヨーロッパに分布。オは夏に乾燥、カは夏が高温多湿なので誤り。
(4)エ(ステップ気候)2 乾燥帯のうち、わずかに雨が降り丈の短い草原が広がるのはステップ気候。ウの砂漠気候はほとんど雨が降らず草原にならないので誤り。イは熱帯である。
(5)カ(温暖湿潤気候)2 夏と冬の気温差が大きく季節風の影響を受け、東京やシャンハイなど東アジアの東岸に分布するのは温暖湿潤気候。オは夏に乾燥、キは気温差が小さいので誤り。
(6)イ(サバナ気候)2 雨季と乾季が分かれ、丈の長い草原が広がるのはサバナ気候。エのステップ気候は乾燥帯で丈の短い草原、アは一年中多雨なので誤り。

知技 4世界の宗教(2点×7=14点)
設問解答配点解説(正解の理由/他が誤りの理由)
(1)ア2 1世紀初めに西アジア(パレスチナ地方)でおこり、イエスの教えをもとにしているのはキリスト教。イのイスラム教は7世紀にムハンマドが、エの仏教は紀元前5世紀ごろにシャカが開き、ウのヒンドゥー教はインドで成立した宗教なので、おこった時期も開祖も異なり誤り。
(2)エ2 1日5回メッカの方角に礼拝するのはイスラム教。ア・イ・ウにはこのきまりはなく、メッカはイスラム教の聖地なので誤り。
(3)イ2 イスラム教の聖典はコーラン(クルアーン)。アの聖書はキリスト教、ウの経典は仏教、エのヴェーダはヒンドゥー教に関わる書物なので誤り。
(4)ウ2 インドで最も多くの人が信仰し、牛を神聖視するのはヒンドゥー教。エの仏教はインドで生まれたが信者は少数、イのイスラム教は豚肉を食べないきまりがあり牛とは関係しないので誤り。
(5)エ2 シャカが開き、東アジア・東南アジアに広まったのは仏教。ウのヒンドゥー教はおもにインド国内にとどまり、ア・イは開祖も広まった地域もちがうので誤り。
(6)ウ2 イスラム教では豚肉を食べることが禁じられている。アの牛肉を食べないのはヒンドゥー教のきまりなので混同しないこと。イ・エには禁止のきまりはない。
(7)イ2 民族や地域をこえて世界中に広まった宗教を世界宗教(三大宗教)という。アの民族宗教は特定の民族が信仰する宗教でヒンドゥー教などがあてはまり、ウ・エはこの分類で使う語ではないので誤り。
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知技 5世界の人々の生活(1点×10=10点)
設問解答配点解説(正解の理由/他が誤りの理由)
(1)イ(ゲル)1 モンゴルの遊牧民が使う移動式のテント住居がゲル。アは雪でつくる住居、エは乾燥地域の住居で、どちらも移動には向かないので誤り。
(2)エ(日干しれんがの住居)1 乾燥地域では森林が少なく、土をこねて日光でかためた日干しれんがを使う。ウの高床の住居は湿気の多い地域のものなので誤り。
(3)キ(リャマ)1 アンデス高地で荷物の運搬に使われるのはリャマ。クのアルパカは毛をとるために飼われ、運搬には使われないので誤り。
(4)ク(アルパカ)1 毛が衣服の原料として利用されるのはアルパカ。キのリャマは運搬用なので(3)と取りちがえないこと。
(5)ア(イグルー)1 イヌイットが雪のブロックを積んでつくる狩りのときの住居がイグルー。シのアノラックは同じ地域の防寒着で住居ではないので誤り。
(6)ケ(サリー)1 インドの女性が一枚の長い布を体に巻きつける民族衣装がサリー。コのチャドルはイスラム教の女性の衣服、サのポンチョはアンデスの衣服なので誤り。
(7)オ(遊牧)1 水や草を求めて家畜とともに移動する牧畜が遊牧。カの焼畑農業は森林を焼いて作物を育てる農業で、家畜を飼う方法ではないので誤り。
(8)コ(チャドル)1 イスラム教の女性が肌や髪をかくすために着る衣服がチャドル。ケのサリーはヒンドゥー教徒が多いインドの衣装なので誤り。
(9)ウ(高床の住居)1 高温多湿な東南アジアでは湿気や洪水を避けるため床を高くする。エの日干しれんがの住居は乾燥地域のもので、雨の多い地域ではくずれてしまうので誤り。
(10)サ(ポンチョ)1 中央に穴をあけた布を頭からかぶるアンデス高地の衣服がポンチョ。ケのサリーは巻きつける衣服なので形がちがい誤り。

【思考・判断・表現】(40点)
考 1雨温図の読み取り(2点×7=14点)
設問解答配点解説(正解の理由/他が誤りの理由)
(1)ア2 Aは年平均気温27.2℃で気温の変化がほとんどなく、年降水量2200mmと一年中雨が多いので熱帯雨林気候。イのサバナ気候なら乾季に降水量がほぼ0になる月があり、ウ・エは気温の変化が大きいので誤り。
(2)ウ2 赤道付近のシンガポールは一年中高温多雨で、Aの形に合う。アのローマは夏に乾燥、イのモスクワは冬が寒冷、エのリヤドは降水量が極端に少ないので誤り。
(3)ア2 Bは6〜7月の降水量が10〜15mmと少なく、11月に約110mmと冬に雨が多い地中海性気候の形で、ローマがあてはまる。イのモスクワは冬の気温が0℃を大きく下回り、ウは一年中多雨、エは年降水量が100mm程度なので誤り。
(4)イ2 Cは最も寒い1月が約-9℃、最も暖かい7月が約19℃で、冬が寒冷ながら夏に気温が上がるので冷帯(亜寒帯)。アの温帯は最寒月が-3℃を下回らず、ウの寒帯は夏も気温が上がらず、エの乾燥帯は降水量がもっと少ないので誤り。
(5)エ2 Dは年降水量が約100mmしかなく、6〜10月は降水がまったくないので砂漠気候。アのステップ気候はもう少し降水があり草原が育ち、イは雨季に多雨、ウは冬に雨が多いので誤り。
(6)イ2 夏に乾燥し冬に雨が多い気候(地中海性気候)の地域では、夏の乾燥に強いオリーブやぶどうの栽培がさかん。アの稲は多量の水が必要、ウの大豆・エのてんさいはこの地域の代表的作物ではないので誤り。
(7)オ2 A〜Dはすべて北半球にあり、7月の気温は1月より高いか同じである(Aは1月・7月ともに約27℃で等しい)。したがってア〜エはあてはまらず、正解はオとなる。
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考 2大陸別の気候帯の割合(2点×6=12点)
設問解答配点解説(正解の理由/他が誤りの理由)
(1)イ2 B大陸は寒帯が100.0%で、全域が寒帯なのは南極大陸だけ。ア・ウ・エの大陸にはいずれも温帯や乾燥帯が分布しているので誤り。
(2)ウ2 C大陸は冷帯39.2%・寒帯9.8%と高緯度の気候帯が約半分を占め、熱帯は7.4%と少ないので北アメリカ大陸。アのアフリカ大陸・イの南アメリカ大陸・エのオーストラリア大陸には冷帯が分布しないので誤り。
(3)D2 乾燥帯の割合はDが57.2%で最も高い。次に高いAの46.7%より10ポイント以上高く、ほかの大陸はさらに低いので誤り。
(4)C、E
(順不同・完答)
2 冷帯の行が0.0でないのはCの39.2%とEの43.4%だけ。A・B・D・Fはいずれも0.0%で冷帯が分布しないので、CとEの両方がそろって正解となる。
(5)F2 Fは熱帯が63.4%と最も高く、冷帯が0.0%なので、アマゾン川流域に広い熱帯をもつ南アメリカ大陸。Aも熱帯が多いが乾燥帯が46.7%と大きく、サハラ砂漠をもつアフリカ大陸にあたるので誤り。
(6)A2 Aは乾燥帯46.7%・熱帯38.6%で冷帯・寒帯が0.0%。サハラ砂漠と赤道付近の熱帯をもち、高緯度にかからないアフリカ大陸にあたる。Dも乾燥帯が多いが熱帯が16.9%と少なく、オーストラリア大陸である。

考 3世界の宗教人口(2点×4=8点)
設問解答配点解説(正解の理由/他が誤りの理由)
(1)イ2 aは31.1%で最も割合が大きく、世界最多の信者をもつキリスト教。アのイスラム教は24.9%のb、ウ・エはさらに少ないので誤り。
(2)エ2 bは24.9%で2番目に大きく、イスラム教。ウのキリスト教は31.1%のaなので誤り。イ・アのヒンドゥー教・仏教はそれぞれ15.2%・6.6%にあたる。
(3)ア2 cは15.2%で3番目に大きく、インドに信者が集中するヒンドゥー教。イの仏教は6.6%のdで、ヒンドゥー教より少ないので誤り。
(4)イ2 80億×0.249=19.9億なので約20億人。アの約10億人はcのヒンドゥー教(12億人程度)に近い値で誤り、ウ・エは計算より多すぎるので誤り。

考 4自然環境・宗教と人々のくらし(3点×2=6点)
設問解答配点解説(正解の理由/他が誤りの理由)
(1)ウ3 雨がほとんど降らない乾燥した地域では、わき水の得られるオアシスや、湿潤な山地に水源をもち砂漠を貫いて流れる外来河川(ナイル川など)のほとりに集落が発達し、そこで小麦やなつめやしなどを栽培してきた。アは乾燥地域には森林がほとんどないので誤り。イは雨が多い熱帯の説明で、乾燥地域にはあてはまらないので誤り。エは寒帯・冷帯の海ぞいの説明なので誤り。
(2)ア3 宗教によって食べてはいけないものや、身につける衣服のきまりが異なる。多文化が共存する社会では、そうしたちがいを知り、たがいに尊重し合う態度が求められる。イは少数者に多数派の信仰を押しつけることになり誤り。ウは信仰の自由をうばうことになるので誤り。エは自分の宗教を他人に強制することになり誤り。
知識・技能 12+12+12+14+10=60点(35問) / 思考・判断・表現 14+12+8+6=40点(19問) / 合計 100点・全54問
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