【注意事項】
- 問題は「一」から「四」(P.1〜P.4)までです。
- 大問二・三・四は、教科書『国語2』(光村図書)の「枕草子」を開いて解答しなさい。
- 解答は、解答用紙の適切な欄に、ていねいに楷書で書きましょう。
- 句読点などの符号も一字と数えます。
知識・技能 (50点)
一
次の──線部について、①〜⑩は漢字の読みをひらがなに直し、⑪〜⑳はひらがなを漢字に直して書きなさい。ただし、⑤・⑥・⑩・⑭・⑳は送りがなが必要なので、必ず送りがなまで書くこと。
1点×20=20点
①宮中に仕える。
②古典に親しむ。
③深い趣がある。
④秋の風情を味わう。
⑤鮮やかな紫色。
⑥霧が漂う。
⑦繊細な感覚。
⑧霜が降りる。
⑨炭を火にのせる。
⑩月が傾く。
⑪毎朝のしゅうかん。
⑫作者のすぐれたかんせい。
⑬自然をかんさつする。
⑭布を青くそめる。
⑮十分なすいみんをとる。
⑯こきょうに帰る。
⑰かんきょうを守る。
⑱先生をそんけいする。
⑲四つのきせつ。
⑳山道がけわしい。
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二
歴史的仮名遣いと古語の意味について、次の問いに答えなさい。
2点×9=18点
(1)〜(6) 次の歴史的仮名遣いで書かれた語を、現代仮名遣い(すべてひらがな)に直して書きなさい。
(1)やうやう
(2)あはれ
(3)をかし
(4)いふ
(5)なほ
(6)ゐる
(7)〜(9) 次の古語の意味としてあてはまるものを、後からそれぞれ一つ選び、記号で答えなさい。
ア 早朝。明け方。 イ 趣がある。心がひかれる。
ウ 心の底から深く感じ入る。 エ こっけいだ。ばかばかしい。
オ 努力して。一生けんめいに。 カ 気の毒だ。かわいそうだ。
三
古典の基礎知識について、次の問いに答えなさい。
2点×6=12点
(1)『枕草子』が成立した時代を、次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア 奈良時代 イ 平安時代 ウ 鎌倉時代 エ 室町時代
(2)『枕草子』の文学のジャンル(種類)を、漢字二字で書きなさい。
(3)『枕草子』の作者名を、漢字で書きなさい。
(4)『枕草子』は「日本三大○○」の一つに数えられる。『枕草子』と同じ種類(ジャンル)に属する残る二つの作品を、次から二つ選び、記号で答えなさい。【完答】
ア 平家物語 イ 方丈記 ウ 古今和歌集 エ 徒然草 オ 竹取物語
(5)『枕草子』とほぼ同じころに書かれた長編物語『源氏物語』の作者名を、漢字で書きなさい。
(6)『源氏物語』全体を貫く、作者の美意識を表す語として最もふさわしいものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。
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思考・判断・表現 (50点)
四
教科書の「枕草子」を読んで、後の問いに答えなさい。次の【原文】も参考にしてよい。
50点
【原文・「春はあけぼの」の章段】
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる。
夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、螢の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。
秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。
冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭もて渡るもいとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も白き灰がちになりてわろし。
(1)この章段で、作者は四季それぞれについて、何がよいと述べているか。各季節のあとに書かれている原文中の言葉をそのまま書き抜きなさい。【完答】4点
春( ) 夏( ) 秋( ) 冬( )
(2)「あけぼの」が指す時間帯として最もふさわしいものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。3点
ア 真夜中 イ 夜がほのかに明けはじめるころ ウ 日が高くのぼったころ エ 日が沈むころ
(3)「やうやう白くなりゆく」とは、どのような様子を表しているか。最もふさわしいものを次から一つ選び、記号で答えなさい。3点
ア 雪が一面に降り積もっていく様子。 イ 空がしだいに明るくなっていく様子。
ウ 霧が急に立ちこめる様子。 エ 花がいっせいに咲きそろう様子。
(4)作者が「夏は夜」としたのはなぜか。最もふさわしいものを次から一つ選び、記号で答えなさい。4点
ア 昼は暑すぎて、外に出ることができないから。
イ 月や闇の中を飛ぶ螢の光など、夜ならではの小さな光の美しさがあるから。
ウ 夜はすずしく、人々が集まってにぎわうから。
エ 夜のほうが虫の音がよく聞こえるから。
(5)作者が「秋は夕暮れ」としたのは、どのようなことからか。「飛び急ぐさへあはれなり」に着目し、二十五字以上三十五字以内で、「〜ということ。」の形で書きなさい。5点
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四(つづき)
(6)「冬はつとめて」について、作者が美しいと感じているものとしてあてはまらないものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。4点
ア 降り積もった雪。 イ たいへん白い霜。
ウ 寒い中を急いで炭を運んでいく様子。 エ 昼になり、白い灰ばかりになった火桶の火。
(7)この章段の文章表現の特徴とその効果として最もふさわしいものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。4点
ア 長い一文を重ねることで、ゆったりとした時間の流れを感じさせている。
イ 「春は〜」「夏は〜」と同じ形を並べ、体言で言い終える短い文を重ねることで、歯切れのよいリズムを生んでいる。
ウ 会話文を多く用いることで、場面に動きを与えている。
エ たとえを連続して用いることで、情景をおおげさに描いている。
(8)原文の「まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし」から、作者はどのようなものを好ましく感じていることが分かるか。二十五字以上三十五字以内で、「〜ということ。」の形で書きなさい。5点
(9)『枕草子』の「うつくしきもの」の章段で取り上げられているものに共通する性質として、最もふさわしいものを次から一つ選び、記号で答えなさい。4点
ア 雄大で力強く、人をおどろかせるもの。 イ 小さくて幼く、かわいらしく感じられるもの。
ウ 高価で、めずらしく手に入りにくいもの。 エ 古くからの由緒があり、重々しいもの。
(10)原文の「紫だちたる雲のほそくたなびきたる」とは、どのような様子を表しているか。二十五字以上三十五字以内で、「〜様子。」の形で書きなさい。5点
(11)『枕草子』が属するジャンルの特徴として最もふさわしいものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。4点
ア 決められた形式に従って、事件を時間の順に記録するもの。
イ 作者が見聞きしたことや感じたことを、形式にとらわれず自由に書き連ねるもの。
ウ 架空の人物を主人公にして、筋のある物語を語るもの。
エ 五・七・五・七・七の形で、心情を短く言い表すもの。
(12)この章段を読んで、作者の感じ方と自分の感覚が重なる点と、異なる点を、具体例を挙げて四十字以上五十字以内で書きなさい。5点
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一 漢字 (1点×20) |
① | | ② | | ③ | | ④ | |
| ⑤ | | ⑥ | | ⑦ | | ⑧ | |
| ⑨ | | ⑩ | | ⑪ | | ⑫ | |
| ⑬ | | ⑭ | | ⑮ | | ⑯ | |
| ⑰ | | ⑱ | | ⑲ | | ⑳ | |
二 歴史的仮名遣い と古語の意味 (2点×9) |
(1) | | (2) | |
| (3) | | (4) | |
| (5) | | (6) | |
| (7) | | (8) | |
| (9) | |
三 古典の基礎知識 (2点×6) |
(1) | | (2) | |
| (3) | | (4) | |
| (5) | | (6) | |
※ 二(1)〜(6)はすべてひらがなで答えること。三(4)は二つそろって正解(完答)です。
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四 「枕草子」 の読解 (50点) |
(1) | 春( ) 夏( ) 秋( ) 冬( ) |
| (2) | | (3) | |
| (4) | |
| (5) | |
| (6) | | (7) | |
| (8) | |
| (9) | |
| (10) | |
| (11) | |
| (12) | |
※ 記述問題は、解答欄におさまるように、ていねいな字で書きなさい。句読点も一字と数えます。(5)(8)は25〜35字で「〜ということ。」の形、(10)は25〜35字で「〜様子。」の形、(12)は40〜50字です。
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