| 観点 | 大問 | 内容 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 知識・技能 50点 | 一 | 漢字の読み書き(20問) | 1点×20=20点 |
| 二 | 語句の知識(語の意味・慣用句・部首名・対義語・熟語の組み立て) | 2点×7=14点 | |
| 三 | 短歌の形式と修辞の用語(三十一音・上の句/下の句・腰・枕詞・倒置法・体言止め・隠喩) | 2点×8=16点 | |
| 思考・判断・表現 50点 | 四 | 短歌の鑑賞(自分で選んだ一首について記述) | 50点 |
| 合計 | 100点 | ||
| 番号 | 解答 | 番号 | 解答 |
|---|---|---|---|
| ① | よ(む) | ⑪ | 季節 |
| ② | じょけい | ⑫ | 玄関 |
| ③ | いんりつ | ⑬ | 永遠 |
| ④ | せんりつ | ⑭ | 象徴 |
| ⑤ | ふる(える) | ⑮ | 染める |
| ⑥ | せんさい | ⑯ | 砂浜 |
| ⑦ | きょうしゅう | ⑰ | 涙 |
| ⑧ | あいしゅう | ⑱ | 故郷 |
| ⑨ | ぎんみ | ⑲ | 輝く |
| ⑩ | あざ(やかな) | ⑳ | 幼い |
| 番号 | 解答 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | イ | 「叙景」=風景のありさまを文章や歌に表すこと。気持ちを直接述べる「叙情」と対になる語。短歌の鑑賞では、まず叙景の部分と叙情の部分を分けて読むとよい。 |
| (2) | ア | 「余韻」=あとに残る響きや味わい。体言止めや句切れが生み出すものを説明するときに使う語。「余白」と混同しないこと。 |
| (3) | イ | 「郷愁」=ふるさとをなつかしむ気持ち。ふるさとを離れた思いをうたう歌の心情を説明するときに使える。アは「あこがれ」で別語。 |
| (4) | ア | 「胸を打つ」=強く心を動かされる。感想を書くときに使える慣用句。イは「胸が苦しい」、ウは「胸に決める」などと混同しやすい。 |
| (5) | あめかんむり | 「震」の部首は「雨」。部首名は「あめかんむり」。「雨(あめ)」と答えたものも正答とする。「したごころ」「のぎへん」は×。 |
| (6) | ア | 繊細(細やかで感じやすい)⇔ 粗雑(あらくていねいでない)。イ「微細」・ウ「精密」は似た意味なので×。エ「丁寧」は対義語ではない。 |
| (7) | イ | 「読書」=「書を読む」で、下の字が上の字の目的(対象)になる組み立て。「詠歌」=「歌を詠む」で同じ。ア「山頂」は「山の頂」で修飾、ウ「高低」は反対の意味、エ「岩石」は似た意味の組み合わせ。 |
| 番号 | 解答 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | 三十一音 | 五+七+五+七+七=31。だから短歌は「三十一文字(みそひともじ)」とも呼ばれる。「三十二音」は数えまちがいをねらったひっかけ(俳句は十七音)。「字」ではなく音で数えることに注意。 |
| (2) | 上の句 | 初句・二句・三句の「五・七・五」をまとめた呼び方。連歌・百人一首の札取りでもこの区切りが使われる。 |
| (3) | 下の句 | 四句・結句の「七・七」をまとめた呼び方。上の句で情景、下の句で心情が述べられる歌が多い。 |
| (4) | 腰 | 第三句のこと。一首のまん中にあたるため「腰」「腰の句」と呼ぶ。五句の呼び名は初句・二句・三句(腰)・四句・結句。「結句」は最後の七音なので×。 |
| (5) | 枕詞 | 特定の語の前に置かれる五音の決まり文句。「あをによし→奈良」「ひさかたの→光」「たらちねの→母」など。調子を整え、古い歌らしい響きを生む。 |
| (6) | 倒置法 | ふつうの語順を入れかえる技法。述語や心情の言葉が前に出ることで、感動や強調が生まれる。「倒置」だけでも正答とする。 |
| (7) | 体言止め | 句や文の終わりを名詞(体言)で止める技法。言い切らないことで余韻を残し、印象を強める。動詞で終われば体言止めではない。 |
| (8) | 隠喩 | 「ようだ・みたいだ・ごとし」を使わず言い切ってたとえる技法(暗喩)。これらの語がはっきり出ていれば直喩。「比喩」とだけ答えたものは、ここでは×。 |
| 番号 | 満点の条件 | 採点基準(部分点) |
|---|---|---|
| (1) 4点 | 教科書「短歌に親しむ」「短歌を味わう」に実際に収められている一首について、作者名が正しい表記で書かれ、初句のはじめの二字が歌のとおりに書かれている。 | 作者名2点/初句のはじめの二字2点。 どの歌を選んだかがわからない(両方とも無記入)場合は、(2)以降も採点できないため0点とする。必ず書かせること。 教科書以外の短歌を選んだ場合は0点。作者名の漢字の誤りは−1点。 |
| (2) 4点 | ①初句から結句までの音数が、漢数字で順に正しく書けている(例「五・七・五・七・七」)。 ②字余り・字足らずの有無が正しく答えられ、ある場合は何句目かが示されている。 | 音数2点/有無と箇所2点。 音数の数え方は、拗音は一音、促音「っ」・撥音「ん」・長音は一音で数えるものを正答とする。一か所の数えちがいは−1点。 字余りがあるのに「なし」と答えた、または「あり」としながら句を示していないものは、②は1点。 「字」で数えて音数と食いちがっているものは音数部分0点。 |
| (3) 6点 | ①句切れの位置が「初句切れ/二句切れ/三句切れ/四句切れ/句切れなし」のいずれかで正しく答えられている。 ②理由が、言い切りの形(終止形)・「や」「かな」などの助詞・句点が打てること・意味のまとまりのいずれかを根拠にして書けている。 | 位置3点/理由3点。 理由が「そこで切れるから」「読んでそう感じたから」のように根拠になっていないものは0点。 「ここで言い切っているから」「意味がいったん終わるから」と書けていれば3点。 位置をまちがえていても、理由の書き方が上の条件を満たしていれば理由の3点は与える。 |
| (4) 8点 | ①技法名が、選んだ歌に実際に使われているものとして正しく挙げられている(体言止め・倒置・直喩・隠喩・擬人法・反復・対句・枕詞など)。 ②その効果が、「〜によって、〜という感じが強まる」のように、技法と読者の受け取り方を結びつけて説明できている。 | 技法名3点/効果の説明5点。 技法名が歌の内容と合っていないものは0点。「比喩」とだけ書いたものは2点(直喩か隠喩かまで示せば3点)。 効果が「きれいだと思った」「印象的だった」など感想だけで技法と結びついていないものは2点。 「余韻が残る」「リズムが生まれる」「情景が目に浮かぶ」「心情が強調される」など具体的な効果が書けていれば5点。 歌の言葉を引く場合は十字程度までの短い語句でよく、全文を書き写していなくても減点しない。 |
| 番号 | 満点の条件 | 採点基準(部分点) |
|---|---|---|
| (5) 8点 | 歌にえがかれた情景が、いつ・どこで・何が見えるかがわかるように、25〜40字でまとめられている。 (例)夕暮れの海辺で、作者が一人静かに波の音を聞いている情景。(28字) | 場面(時・場所)…3点/見えるもの・様子…3点/字数とまとまり…2点。 心情だけを書いて情景になっていないものは最大3点((6)と区別させる)。 歌にない要素を想像でつけ加えすぎているものは−2点。 25字未満・40字超は−1点。 |
| (6) 10点 | 歌全体をふまえて、作者の心情(主題)が25〜40字でまとめられ、「〜という思い」「〜心情」などの形で言い切られている。 (例)ふるさとを遠くはなれた作者が、帰れない故郷を思ってなつかしむ心情。(33字) | 心情の中心をとらえている…6点/その歌でなければ書けない具体性がある…4点。 情景をなぞっただけ(例「海を見ている」)のものは0〜3点。心情の言葉になっていることが条件。 「さびしい」「うれしい」など一語だけで終わっているものは6点止まり。 どの歌にも当てはまる一般論(例「命は大切だということ」)も6点止まり。 25字未満・40字超は−1点。 |
| (7) 10点 | ①この一首を選んだ理由が書かれている。 ②歌の中の言葉や表現を手がかりにして、感じたこと・考えたことを述べている。 ③60〜80字に収まっている。 (例)この一首を選んだのは、短い言葉だけで広い風景が目にうかび、作者のさびしさまで伝わってきたからです。三十一音の中に心をこめる短歌のおもしろさを感じました。(76字) | 選んだ理由…4点/歌の言葉を手がかりにした感想・考え…4点/文章のまとまりと字数…2点。 歌の言葉にまったくふれていないものは最大5点。 「おもしろかった」「よかった」だけで終わっているものは2点。 60字未満・80字超は−1点。 短歌の全文を書き写しただけで自分の言葉がないものは0点。 |