【注意事項】
- 問題は「一」から「四」(P.1〜P.5)までです。全8ページです。
- 大問四は、教科書『国語2』(光村図書)の「仁和寺にある法師」を開いて解答しなさい。
- 大問四には、参考として『徒然草』第五十二段の古文の原文をそえてあります。原文と教科書を見くらべながら答えなさい。
- 解答は、解答用紙の適切な欄に、ていねいに楷書で書きましょう。
- 句読点などの符号も一字と数えます。
知識・技能 (50点)
一
次の──線部について、漢字はその読みをひらがなに直し、ひらがなは漢字に直して書きなさい。ただし、送りがなが必要な場合(③⑧⑮⑰⑳)は、必ず送りがなまで書くこと。
1点×20=20点
①寺に住む法師。
②石清水八幡宮。
③神仏を拝む。
④参拝の人が多い。
⑤徒歩で出かける。
⑥秋の趣を味わう。
⑦山の頂上に立つ。
⑧尊い教え。
⑨名残をおしむ。
⑩由緒ある神社。
⑪古文をおんどくする。
⑫しんこうがあつい。
⑬しゅぎょうを積む。
⑭ねんぶつを唱える。
⑮医者をこころざす。
⑯けいそつな行動。
⑰かんちがいをする。
⑱かんしゃの言葉。
⑲きょうくんを得る。
⑳先人をうやまう。
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二
古語の意味と係り結びについて、次の問いに答えなさい。
2点×9=18点
(1)「つれづれなり」の意味としてあてはまるものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア つらく苦しいようすである。 イ することもなく、手持ちぶさたなようすである。
ウ 次々と続いて切れ目がないようすである。 エ たいへんいそがしいようすである。
(2)「あやし」の意味としてあてはまるものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア 不思議だ。変だ。 イ あやまちが多い。 ウ あぶない。 エ うれしい。
(3)「そも」の意味としてあてはまるものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア そのうえ。さらに。 イ そうであっても。
ウ それにしても。いったい。 エ それほどまでに。
(4)「ねんごろに」の意味としてあてはまるものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア 念のために。 イ 心をこめて。熱心に。ていねいに。 ウ 年ごとに。 エ のんびりと。
(5)「かたへ」の意味としてあてはまるものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア そば。かたわら。 イ 片方の手。 ウ 形。ようす。 エ かたづけること。
(6)「いみじ」の意味としてあてはまるものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア いやしい。身分が低い。 イ いまいましい。にくらしい。
ウ 程度がはなはだしい。たいへんすばらしい。 エ いさましい。勇気がある。
(7)歴史的仮名遣いで書かれた「向かひて」を、現代仮名遣いに直し、すべてひらがなで書きなさい。
(8)次は『徒然草』序段の一節である。係助詞「こそ」を受けた、──線部「ものぐるほしけれ」の活用形を漢字三字で答えなさい。
つれづれなるままに、日暮らし、硯に向かひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
(9)係助詞「ぞ・なむ・や・か」を受けたとき、結びの語はどのような活用形になるか。漢字三字で答えなさい。
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三
古典についての次の問いに答えなさい。
2点×6=12点
(1)『徒然草』が成立した時代を、次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア 奈良時代 イ 平安時代中期 ウ 鎌倉時代の末期 エ 江戸時代
(2)『徒然草』は、どのような種類(ジャンル)の作品か。漢字二字で答えなさい。
(3)『徒然草』の作者の名を答えなさい。
(4)『徒然草』と同じ種類の古典作品で、清少納言が書いたものの作品名を答えなさい。
(5)『徒然草』と同じ種類の古典作品で、鴨長明が書いたものの作品名を答えなさい。
(6)この世のすべてのものは移り変わり、永久に変わらないものはないという仏教的な考え方を、漢字三字で答えなさい。
思考・判断・表現 (50点)
四
教科書『国語2』(光村図書)の「仁和寺にある法師」を開いて解答しなさい。次の原文も参考にすること。
50点
仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ、心うく覚えて、あるとき思ひ立ちて、ただ一人、徒歩より詣でけり。極楽寺・高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。
さて、かたへの人にあひて、「年ごろ思ひつることを果たしはべりぬ。聞きしにも過ぎて尊くこそおはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず。」とぞ言ひける。
少しのことにも、先達はあらまほしきことなり。
(『徒然草』第五十二段・原文)
(1)この文章の初めに書かれている、仁和寺の法師についての前提としてあてはまるものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。3点
ア 若いころから何度も石清水に参拝していた。 イ 年を取るまで石清水を拝んだことがなかった。
ウ 石清水八幡宮に仕える神官であった。 エ 石清水へ行く道をよく知っていた。
(2)「ただ一人、徒歩より詣でけり」という出かけ方からわかることとしてあてはまるものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。3点
ア 多くの供を連れ、馬に乗って堂々と出かけた。
イ 思いついてすぐ、一人で歩いて出かけた。
ウ 長い時間をかけて準備を整え、計画どおりに出かけた。
エ 寺の決まりにしたがって、やむをえず一人で出かけた。
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四(つづき) 次の原文(P.3と同じもの)も参考にすること。
仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ、心うく覚えて、あるとき思ひ立ちて、ただ一人、徒歩より詣でけり。極楽寺・高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。
さて、かたへの人にあひて、「年ごろ思ひつることを果たしはべりぬ。聞きしにも過ぎて尊くこそおはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず。」とぞ言ひける。
少しのことにも、先達はあらまほしきことなり。
(『徒然草』第五十二段・原文)
(3)法師が実際に拝んだ場所を、原文中から二つ、そのまま書き抜きなさい。4点
(4)法師が、本来の目的を果たさないまま帰ってしまったのはなぜか。「〜ため。」の形で書きなさい。5点
(5)「参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど」という部分から読み取れる法師の気持ちとしてあてはまるものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。4点
ア 山へ登る人々をおろかだと見下す気持ち。
イ 山の上のことが気になり、関心をもった気持ち。
ウ 山へ登るのは危険だと人々を心配する気持ち。
エ 自分も早く山へ登らなければと、あせる気持ち。
(6)法師は、他の参拝者たちを見ながらも、結局しないままで終わってしまったことがある。それはどのようなことか。「〜こと。」の形で書きなさい。5点
(7)「年ごろ思ひつることを果たしはべりぬ」と語る法師のようすとしてあてはまるものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。3点
ア 自分の失敗に気づいて、深く反省している。 イ 長年の願いをかなえたと、得意げに満足している。
ウ 相手に気をつかって、ひかえめに話している。 エ 参拝できなかったことをくやしがっている。
(8)(7)の「果たしはべりぬ」の「はべり」の意味としてあてはまるものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。3点
ア 〜ます。〜です。(ていねいな言い方) イ 〜なさる。(相手の動作を高める言い方)
ウ 〜してさしあげる。(へりくだった言い方) エ 〜したい。(望む気持ち)
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四(つづき)
(9)結びの一文「少しのことにも、先達はあらまほしきことなり」は、どのようなことを言おうとしているのか。二十五字以上三十五字以内で書きなさい。5点
(10)この文章の書き方とその効果について、最もあてはまるものを次から一つ選び、記号で答えなさい。4点
ア 筆者が法師をはげしく非難する言葉を並べ、怒りを直接ぶつけている。
イ 法師が語った言葉をそのまま示し、筆者は最後に短く感想を述べるだけなので、読者が自分で法師の失敗に気づき、皮肉とおかしみが生まれている。
ウ 筆者が法師に同情し、なぐさめる言葉を重ねている。
エ 法師が自分の失敗に気づいて反省する場面を中心にえがいている。
(11)この話の法師のような失敗は、現代の私たちの生活にもあてはまる。自分の経験や身近な例をふまえて、四十字以上五十字以内で書きなさい。7点
(12)この話が、書かれてから長い年月を経た今も読み継がれている理由として、最もあてはまるものを次から一つ選び、記号で答えなさい。4点
ア 昔の寺社のしくみや参拝の作法をくわしく記録した資料として役立つから。
イ 人間らしい失敗を笑いの中にえがきながら、時代をこえてだれにでも通じる大切なことが、短い文章の中にあざやかにまとめられているから。
ウ 登場人物が多く、筋の入り組んだ長い物語として楽しめるから。
エ 美しい自然の風景が細かくえがかれ、一枚の絵のように味わえるから。
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二 古語の意味と 係り結び (2点×9) |
(1) | | (2) | |
| (3) | | (4) | |
| (5) | | (6) | |
| (7) | |
| (8) | | (9) | |
三 古典の 基礎知識 (2点×6) |
(1) | | (2) | |
| (3) | | (4) | |
| (5) | | (6) | |
※ 二(7)はすべてひらがな、二(8)(9)は漢字三字で答えます。三(2)は漢字二字、三(6)は漢字三字です。
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四 「仁和寺に ある法師」 の読解 (50点) |
(1) | | (2) | |
| (3) | |
| (4) | |
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| (7) | | (8) | |
| (9) | |
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| (12) | |
※ 記述問題は、解答欄におさまるように、ていねいな字で書きなさい。句読点も一字と数えます。(3)は二つ書きます。(4)は「〜ため。」、(6)は「〜こと。」の形で答えます。(9)は25〜35字、(11)は40〜50字です。
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