2学年数学 定期テスト④ 模範解答・解説
過去問リメイク版(2023・2024・2025年度 出題内容より/数値変更)
【配点】合計 100点
知識・技能=52点:知技1(2点×5=10)・知技2(2点×8=16)・知技3(2点×4=8)・知技4(2点×3=6)・知技5(2点×4=8)・知技6(2点×2=4)
思考・判断・表現=48点:考1(2点×3=6)・考2(2点×3=6)・考3(3点×2=6)・考4(2点×2=4)・考5(3点×2=6)・考6(2点×4=8)・考7(6点)・考8(6点)
小問数 計 44問
知技 1ことば[各2点/計10点]
①ア(対頂角)交点をはさんで向かい合う2つの角。対頂角はつねに等しい。
②カ(180°)三角形の内角の和は 180°。すべての角度の問題の出発点。
③キ(360°)多角形の外角の和は、何角形でもつねに 360°。内角の和とちがって n によらない。
④ク(鋭角三角形)3つの内角がすべて 90° より小さい三角形。1つが 90° なら直角三角形、1つが 90° より大きければ鈍角三角形。
⑤エ(内角)三角形の外角の性質。「外角=となり合わない2つの内角の和」。角度の問題で最もよく使う。
知技 2∠x を求める[各2点/計16点]
(1)63°三角形の内角の和は 180°。180°−52°−65°=63°
(2)115°外角の性質より、∠x=42°+73°=115°。(180°−(180°−42°−73°)=115° と計算してもよい)
(3)66°2辺に等しい印があるので二等辺三角形。頂角が 48° だから、底角は (180°−48°)÷2=132°÷2=66°
(4)70°底角が 55° なので、もう1つの底角も 55°。∠x(頂角)=180°−55°×2=70°
(5)83°折れ目を通り ℓ、m に平行な直線をひくと、∠x は錯角で 35° と 48° に分かれる。∠x=35°+48°=83°
(6)52°直角三角形なので、残りの2つの内角の和は 90°。∠x=90°−38°=52°
(7)103°四角形の内角の和は 180°×(4−2)=360°。∠x=360°−(85°+100°+72°)=360°−257°=103°
(8)112°ℓ∥m のとき、同じ側にある内角(同側内角)の和は 180°。∠x=180°−68°=112°
知技 3多角形の角[各2点/計8点]
(1)1800°n 角形の内角の和=180°×(n−2)。180°×(12−2)=180°×10=1800°
(2)162°内角の和は 180°×(20−2)=3240°。正多角形は内角がすべて等しいので 3240°÷20=162°。
別解:外角が 360°÷20=18° なので、内角=180°−18°=162°。こちらの方がはやい。
(3)十一角形180°×(n−2)=1620° → n−2=1620÷180=9 → n=11
(4)正十五角形外角の和はつねに 360° なので、360°÷24°=15(個)。頂点が15個だから正十五角形。
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知技 4三角形の分類[各2点/計6点]
①c(鈍角三角形)残りの内角は 180°−100°−35°=45°。内角は 100°、35°、45° で、100° が鈍角。
②b(直角三角形)外角が 90° なら、となり合う内角は 180°−90°=90°。
③a(鋭角三角形)外角 115°=となり合わない2つの内角の和。一方が 65° なので、もう一方は 115°−65°=50°。残りの内角は 180°−115°=65°。内角は 65°、50°、65° ですべて鋭角。
知技 5合同な図形の性質[各2点/計8点]
(1)辺 DE△ABC≡△DEF は、A↔D、B↔E、C↔F の順に対応していることを表す。だから AB↔DE。
(2)∠BE に対応するのは B。
(3)5 cmBC に対応するのは EF。合同な図形の対応する辺は等しいので BC=EF=5cm。
(4)90°∠F に対応するのは ∠C。∠C=180°−30°−60°=90°。合同な図形の対応する角は等しいので ∠F=90°。(AB=10cm、∠A=30°、∠B=60°の三角形は ∠C=90° の直角三角形で、BC は斜辺 AB の半分の 5cm となり、図の EF=5cm と一致する)
知技 6合同な三角形と合同条件[各2点/計4点]
(1)エ / Bア・エはどちらも「5cm と 4cm の2辺と、その間の角 50°」。よって2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい(B)。
※記号と合同条件の両方が合って2点。片方だけは1点。
(2)オ / Cウ・オはどちらも「5cm の辺と、その両端の角 40°・75°」。よって1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい(C)。
ダミーの2つについて イは 3cm・4cm・6cm、カは 3cm・4cm・5cm で、3辺のうち1辺の長さがちがうので合同ではない。「2辺が同じ」だけでは合同といえないことに注意する。
よくあるまちがい アとカを「4cm と 5cm が共通だから合同」としてしまう誤り。アは 4cm と 5cm の間の角が 50° と決まっているが、カは3辺が 3cm・4cm・5cm と決まっている別の三角形。実際、アの残りの辺は約 3.9cm で 3cm ではない。

■ 思考・判断・表現(48点)
考 1三角形の内角の和の説明[各2点/計6点]
①錯角DE∥BC で、AB が横断線。∠DAB と ∠B は2直線の内側で横断線の反対側にあるので錯角。
②∠C同じように AC を横断線とみると、∠EAC と ∠C が錯角になる。
③180D、A、E は一直線上にあるので、A のまわりの3つの角の和は一直線の角 180°。
まとめ ∠DAB+∠BAC+∠EAC=180° に ∠DAB=∠B、∠EAC=∠C を代入すると ∠B+∠BAC+∠C=180°。つまり三角形の内角の和は 180°。平行線をひいて錯角を使うのがこの証明のかなめ。
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考 2n 角形の内角の和の説明[各2点/計6点]
①n内部の1点 O と n 個の頂点を結ぶと、辺の数と同じ n 個の三角形ができる。
②360点 O のまわりを1周した角なので 360°。
③180°×(n−2)180°×n−360°=180°×n−180°×2=180°×(n−2)。
「180n−360」と書いてあっても正解とする。
別の考え方 1つの頂点から対角線をひくと (n−2) 個の三角形に分かれるので、内角の和は 180°×(n−2)。この問題は「内部の点 O から結ぶ」やり方で、結果が同じになることを確かめている。
考 3角の和[各3点/計6点]
(1)180°星形五角形の2か所で三角形の外角の性質を使うと、5つの先端の角をすべて真ん中の1つの三角形の内角に集めることができる。その三角形の内角の和は 180°。
どんな形の星形五角形でも、先端の角の和はつねに 180°。
(2)∠x=∠a+∠b+∠cAD をのばして、BC との交点を E とする。
△ABD で、∠BDE は頂点 D の外角だから ∠BDE=∠BAD+∠b …(あ)
△ACD で、∠CDE は頂点 D の外角だから ∠CDE=∠CAD+∠c …(い)
(あ)+(い)より ∠x=∠BDE+∠CDE=(∠BAD+∠CAD)+∠b+∠c=∠a+∠b+∠c
この「ブーメラン型(へこみのある四角形)」は入試でも頻出。「へこんだ角=他の3つの角の和」とおぼえておくとよい。
考 4角度の応用[各2点/計4点]
(1)105°図3は図2と同じブーメラン型。考3(2) で確かめた ∠x=∠a+∠b+∠c を使って、∠x=50°+25°+30°=105°。
(2)75°AB=AC より ∠B=∠C=(180°−40°)÷2=70°。
BD は ∠B の二等分線なので ∠DBC=70°÷2=35°。
△DBC で ∠BDC=180°−35°−70°=75°。
別解:△ABD の外角とみて ∠BDC=∠A+∠ABD=40°+35°=75°。
考 5一次関数の利用(料金プラン)[各3点/計6点]
(1)Aプラン y=100x+800
Bプラン y=150x+500
基本料金が切片、1時間あたりの料金が傾きになる。
両方そろって3点。片方だけなら1点。
(2)6 時間未満B の方が安い ⇔ 150x+500 < 100x+800
  50x < 300 → x < 6
よって視聴時間が 6時間未満のとき B プランの方が安い。
検算:x=4 のとき A=1200円、B=1100円(B が安い)。x=8 のとき A=1600円、B=1700円(A が安い)。x=6 でどちらも 1400円で等しい。
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考 6証明の穴うめ[各2点/計8点]
ア2組の辺とその間の角等しいとわかっているのは AO=BO、CO=DO の2組の辺と、その間の角 ∠AOC=∠BOD。
イ辺 BD△AOC≡△BOD は A↔B、O↔O、C↔D の対応。AC に対応する辺は BD。
ウ∠BDO∠ACO(C が頂点)に対応するのは、D が頂点の ∠BDO。
エ∠OBD∠OAC(A が頂点)に対応するのは、B が頂点の ∠OBD。
考 7証明(記述) 四角形 ABCD、AB∥DC、AB=DC[6点]
【模範解答例(全文)】
△ABC と △CDA において
 仮定より  AB=CD  ………①
 AB∥DC より、錯角は等しいので ∠BAC=∠DCA ………②
 AC は共通    ………③
 ①、②、③より、2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいので
    △ABC≡△CDA
採点のポイント(6点)
・仮定の明示:①(仮定より AB=CD)が根拠つきで書けている …… 1点
・②(AB∥DC → 錯角は等しい → ∠BAC=∠DCA)が根拠つきで書けている …… 2点
・③(AC は共通)が書けている …… 1点
・合同条件の明記:「2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい」 …… 1点
・結論:「△ABC≡△CDA」と、対応の順にそろえて書けている …… 1点
※ 根拠(「仮定より」「錯角は等しいので」「共通」)を書かずに式だけ並べた場合は、それぞれ1点減とする。
※ ②の根拠を「同位角」「対頂角」と書いた場合は不正解。AB と DC が平行で、AC が横断線なので錯角。
※ 書き出しを「△ABC と △ACD において」とすると対応がずれる。△CDA の順で書くこと。
考 8証明(記述) 二等辺三角形 ABC、AD=AE、BE=CD[6点]
【模範解答例(全文)】
△ABE と △ACD において
 仮定より  AB=AC  ………①
 仮定より  AE=AD  ………②
 ∠A は共通    ………③
 ①、②、③より、2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいので
    △ABE≡△ACD
 合同な図形の対応する辺は等しいので  BE=CD
採点のポイント(6点)
・△ABE と △ACD(BE・CD をふくむ三角形)を対応の順に正しく選べている …… 1点
・仮定の明示:①(AB=AC)と ②(AE=AD)が根拠つきで書けている …… 各1点(計2点)
・③(∠A は共通)が書けている …… 1点
・合同条件の明記:「2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい」 …… 1点
・結論:合同から「対応する辺は等しいので BE=CD」まで書けている …… 1点
※ 「△ABE≡△ACD」で終わってしまい、BE=CD の結論を書いていない場合は1点減。
※ ②を「AD=AE」と書いてもよいが、対応は AE↔AD(△ABE の AE、△ACD の AD)である。
※ ∠A が2つの三角形に共通で、しかも①②の2辺の間の角になっていることが、この証明のかなめ。
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まとめ証明の書き方チェックリスト
① 2つの三角形を対応の順にそろえて書き出す(「△ABE と △ACD において」)
② 等しいことがらを3つ、①②③と番号をつけて並べる
③ それぞれに理由をそえる(仮定より/平行線の錯角は等しいので/共通/対頂角は等しいので など)
④ 最後に合同条件を正確なことばで書く
  ・3組の辺がそれぞれ等しい
  ・2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい
  ・1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい
⑤ 結論「△○○○≡△△△△」で終える。さらに辺や角の等しさを示す問題では、「合同な図形の対応する辺(角)は等しいので …」をもう1行書く。
配点表大問別の得点配分
知技110点2点×5(ことば)
知技216点2点×8(∠x を求める)
知技38点2点×4(多角形の角)
知技46点2点×3(三角形の分類)
知技58点2点×4(合同な図形の性質)
知技64点2点×2(合同な三角形と合同条件)
小計52点知識・技能(小問 26問)
考16点2点×3(三角形の内角の和の説明)
考26点2点×3(n 角形の内角の和の説明)
考36点3点×2(角の和)
考44点2点×2(角度の応用)
考56点3点×2(一次関数の利用)
考68点2点×4(証明の穴うめ)
考76点証明(記述)
考86点証明(記述)
小計48点思考・判断・表現(小問 18問)
知識・技能 52点 + 思考・判断・表現 48点 = 合計 100点(小問 44問)
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