| 観点 | 大問 | 内容 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 知識・技能 50点 | 一 | 漢字の読み書き(20問/読み⑩・書き⑩) | 1点×20=20点 |
| 二 | 語句の知識(美術・鑑賞の語彙・慣用句・対義語・類義語) | 2点×7=14点 | |
| 三 | 敬語(尊敬語・謙譲語・丁寧語の区別/言い換え/誤りの訂正) | 2点×8=16点 | |
| 思考・判断・表現 50点 | 四 | 「君は「最後の晩餐」を知っているか」の読解(12問) | 50点 |
| 合計 | 100点 | ||
| 番号 | 解答 | 番号 | 解答 |
|---|---|---|---|
| ① | がか | ⑪ | 彩色 |
| ② | てんらんかい | ⑫ | 彫刻 |
| ③ | でし | ⑬ | 焦点 |
| ④ | ささ(える) | ⑭ | 光線 |
| ⑤ | かんしょう | ⑮ | 観察 |
| ⑥ | こうず | ⑯ | 表情 |
| ⑦ | えが(く) | ⑰ | 印象 |
| ⑧ | りんかく | ⑱ | 疑う |
| ⑨ | そんしょう | ⑲ | 鮮やかな |
| ⑩ | おどろ(く) | ⑳ | 床 |
| 番号 | 解答 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ア | 「鑑賞」=芸術作品のよさや美しさを味わい、理解すること。「観賞」(花や月などをながめて楽しむ)と書き分ける。この教材の中心になる語。 |
| (2) | イ | 「模写」=もとの作品をまねて写し描くこと。「模」は「まねる」の意。「複写(コピー)」とのちがいにも注意。 |
| (3) | ウ | 「構図」=画面の中で人や物をどう配置するか、その組み立て。この教材では「三人ずつ四つのグループ」という配置の話に直結する。 |
| (4) | ウ | 「目を奪われる」=すばらしさに心をひかれ、つい見入ってしまう。「目を疑う」(信じられない)、「目を見張る」(おどろいて目を大きく開く)と区別する。 |
| (5) | ア | 「息をのむ」=おどろきや感動のあまり、思わず息を止める。「息を殺す」(気づかれないように静かにする)とは別の慣用句。 |
| (6) | 分散 | 集中 ⇔ 分散。「拡散」も意味は近いが、対義語としては「分散」が最も適切。この教材では「視線が中央に集中する」という読み取りに関わる。 |
| (7) | ア | 「永遠」=いつまでも続くこと。類義語は「永久」。イ「瞬間」は対義語に近い。ウ「当分」は短い期間、エ「過去」は時の区分で、いずれも類義語ではない。 |
| 番号 | 解答 | 解説(使い分けのポイント) |
|---|---|---|
| (1) | ア(尊敬語) | 「いらっしゃる」は「いる・行く・来る」の尊敬語。動作をするのは先生(相手側)なので、相手を高める尊敬語を使う。 |
| (2) | イ(謙譲語) | 「拝見する」は「見る」の謙譲語。動作をするのは私(自分側)。自分を低めて、相手を高める。 |
| (3) | ウ(丁寧語) | 「です・ます・ございます」は、聞き手に対して言い方をていねいにする丁寧語。だれを高めるかではなく、話し方の調子の問題。 |
| (4) | 召し上がる (お食べになる) | 「食べる・飲む」の尊敬語は「召し上がる」。「いただく」は謙譲語なので、先生の動作には使えない(よくある誤り)。 |
| (5) | おっしゃる (言われる・お話しになる) | 「言う」の尊敬語は「おっしゃる」。謙譲語の「申す・申し上げる」と混同しないこと。 |
| (6) | イ | 「聞く(尋ねる)」の謙譲語は「伺う」。ア「お聞きになる」は尊敬語なので、自分の動作には使えない。ウ「申し上げる」は「言う」の謙譲語、エ「いただく」は「もらう・食べる」の謙譲語で、どちらも「聞く」の意味にならない。 |
| (7) | ご覧になりました (見られました) | 二重敬語の訂正。「ご覧になる」ですでに尊敬語なのに、さらに尊敬の「れる」を重ねて「ご覧になられる」としたのが誤り。敬語は一つの動作に一回。「ご覧になりました」か「見られました」のどちらか一方にする。 |
| (8) | しております (しています) | 身内への尊敬語の訂正。「母」は自分側(内)の人なので、外の人である先生に話すときは尊敬語ではなく、へりくだった言い方にする。「していらっしゃいます」→「しております/しています」。「お母さんが」と呼ぶのも不適切。 |
| 番号 | 解答 | 解説・採点のポイント |
|---|---|---|
| (1) 4点 | イ | 「君は……知っているか」という呼びかけは、読者を一人の相手として会話に誘い込む書き方。「知っているか」と問われると、読者は「どんな絵だろう」と確かめたくなり、自分の目で見ようとする姿勢が生まれる。ア「反省させる」、ウ「従わせる」は、読者を見下す読み方で誤り。 |
| (2) 3点 | ア | 作者はレオナルド・ダ・ヴィンチ、場所はミラノの修道院の食堂の壁。「持ち運べる絵」ではなく壁画であることが、のちの「損傷」「修復」の話につながる重要な事実。 |
| (3) 3点 | イ | 題材は、キリストが裏切りを予告した瞬間と、それを聞いた十二人の弟子たちの動揺。「静かな場面」「なごやかな場面」を選んだ答えは、この絵の緊張感を読み取れていない。 |
| (4) 6点 | (例)消失点がキリストの顔に重なり、見る人の視線が中央に集まること。(31字) | 「消失点がキリストの顔(中央)に置かれている」(3点)+「見る人の視線がそこに集まる/キリストが中心として際立つ」(3点)の二点で採点。 「遠近法が使われている」だけで効果が書けていないものは3点。消失点を「画面のすみ」「窓の外」などとしたものは0点。「〜こと。」の形でなければ−1点。二十五〜三十五字から外れたら−1点。 |
| (5) 3点 | イ | 三人ずつ四つのまとまりにすることで、弟子たちのはげしい動き(動揺)を見せながら、画面はばらばらにならず秩序を保つ。「動き」と「秩序」という両立がポイント。エ「左右が全く同じ形」は誤り。 |
| (6) 3点 | イ | 背後の窓から入る明るい光がキリストの姿を浮かび上がらせ、暗い室内との明暗の差によって中心人物であることを示す。遠近法(消失点)と明暗が、どちらも視線を中央へ導くという点で重なっていることに気づけるとよい。 |
| (7) 5点 | (例)人体のしくみを知り、人物の動きや表情を自然に描いたこと。(28字) | 「人体のしくみ・体の構造や動きを理解して」(3点)+「人物の姿・動き・表情を自然に(正確に)描いた」(2点)で採点。 「解剖学を研究した」と問いの言葉をくり返しただけで、絵にどう結びついたかがない答え、「科学が好きだった」など絵に結びついていない答えは0点。「〜こと。」の形でなければ−1点。二十〜三十字から外れたら−1点。 |
| (8) 5点 | (例)湿気に弱いテンペラという技法で壁に描かれたため。(24字) | 「テンペラ(という技法)で描かれた」(3点)+「壁画は湿気などに弱く傷みやすい」(2点)で採点。 「古いから」「戦争のため」だけの答えは0点。技法に原因を求めていることが条件。「〜ため。」の形でなければ−1点。二十〜三十字から外れたら−1点。 |
| (9) 3点 | イ | 構成は①読者への呼びかけ ②作品の概要(作者・場所・題材) ③技法の分析(構図・遠近法・明暗など) ④絵の見方についての主張。「分析をしてから主張へ進む」という説明文の型をおさえる。 |
| 番号 | 解答 | 解説・採点のポイント |
|---|---|---|
| (10) 4点 | ア・イ・ウ | エ…壁に描かれた壁画で、損傷も進んでいるので×。オ…本文にそのような記述はなく、ダ・ヴィンチは多くの作品を残しているので×。 ア・イ・ウの三つがそろって4点(完答)。一つでも足りない、または誤りを含むものは0点。 |
| (11) 6点 | (例)知識をもって細部まで見ることで、絵の面白さが分かり、鑑賞が深まるということ。(38字) | 「知識をもつ/仕組みを知る」(2点)+「細部までよく見る」(2点)+「鑑賞が深まる/絵の面白さが分かる」(2点)の三点で採点。 「絵はすばらしい」など感想だけの答えは0点。「知識はいらない」と逆にしたものも0点。三十〜四十字から外れたら−1点。 |
| (12) 5点 | (例)以前は絵を何となく見ていたが、構図や明暗を知って細部を見ると、作品の面白さが分かると気づいた。(47字) | 【ルーブリック】 ・5点…「読む前の見方」と「読んだ後の見方」の変化が書かれ、変化の理由にこの文章で学んだ観点(構図・遠近法・明暗・科学的観察など)が具体的に示されている。 ・3点…変化は書けているが、観点が「くわしく見る」など抽象的で、教材から学んだ具体が示されていない。 ・1点…感想のみ(「おもしろかった」「絵が好きになった」)で、見方の変化になっていない。 ・0点…無解答、または本文と無関係な内容。 ※ 四十〜五十字から外れたら−1点。 |