| 観点 | 大問 | 内容 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 知識・技能 50点 | 一 | 漢字の読み書き(20問。読み10・書き10) | 1点×20=20点 |
| 二 | 語句の知識(慣用句・類義語・対義語・四字熟語・語彙) | 2点×7=14点 | |
| 三 | 詩の表現技法とその効果(反復・倒置・体言止め・擬人法・列挙) | 2点×4+4点×2=16点 | |
| 思考・判断・表現 50点 | 四 | 「世界はうつくしいと」の読解・表現 | 50点 |
| 合計 | 100点 | ||
| 番号 | 解答 | 番号 | 解答 |
|---|---|---|---|
| ① | なが(める) | ⑪ | 景色 |
| ② | せんさい | ⑫ | 茂る |
| ③ | めぶ(く) | ⑬ | 澄む |
| ④ | ゆ(れる) | ⑭ | 栽培 |
| ⑤ | そぼく | ⑮ | 群れ |
| ⑥ | せんめい | ⑯ | 穏やかな |
| ⑦ | しきさい | ⑰ | 追求 |
| ⑧ | うるお(う) | ⑱ | 光景 |
| ⑨ | よいん | ⑲ | 感覚 |
| ⑩ | ろうどく | ⑳ | 営み |
| 番号 | 解答 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | イ | 「目を見張る」=おどろき・感心して目を大きく開く。よい意味で使うことが多い。ア「にらみつける」は「目をつり上げる」。 |
| (2) | ア | 「胸を打つ」=強く感動させる。「胸を打たれる」の形でも使う。イは「胸がつまる」、エは「気を引きしめる」。 |
| (3) | 永久 | 永遠=永久。「久遠」も可とするが、中学では「永久」で統一。「永延」は誤字。 |
| (4) | 非凡 | 平凡 ⇔ 非凡。「非」+「凡」で「ふつうではない」。「特別」など二字の熟語でも意味は通るが、ここでは漢字二字の対義語として「非凡」を正答とする。 |
| (5) | 風月 | 「花鳥風月」=花・鳥・風・月。自然の美しい景色、またそれを題材にした風雅な遊び。この詩の「身近な自然に美を見る」姿勢と重ねて覚えたい。 |
| (6) | イ | 「一期一会」=一生に一度の出会いだと思い、その時を大切にすること。もと茶道の心得。 |
| (7) | イ | 「ありふれた」=ごく普通でどこにでもある。ウの「あふれる」と語形が似ているため混同しやすい。この詩の読解の鍵になる語。 |
| 番号 | 解答 | 解説・採点のポイント |
|---|---|---|
| (1) 2点 | 反復(くり返し) | 例文A「遠く、遠く、遠く…」。同じ語句を重ねる技法。「対句」は組み立ての似た二つの句を並べる別の技法なので×。 |
| (2) 2点 | 倒置(倒置法) | 例文Bは、ふつうなら「あの夕暮れの海は、とても静かだった。」の順。主語と述語の順を入れかえ、言いたいことを前に出している。 |
| (3) 2点 | 体言止め | 例文Cは「光」という体言(名詞)で行を終えている。「名詞止め」も可。「省略法」は×。 |
| (4) 2点 | 擬人法 | 例文Dは「風」が「肩をたたく」=人でないものを人の動作で表している。「ようだ」「みたいだ」がないので直喩ではない点を確認させたい。 |
| (5) 4点 | (例)同じ言葉をくり返して、意味や感動を強く印象づける。(25字) | 「くり返す」という技法の説明(2点)+「強調する・印象づける・リズムが生まれる」という効果(2点)。「読みやすくなる」だけは0点。二十〜三十字から外れたら−1点。 |
| (6) 4点 | 技法名…列挙(列叙) (例)数え上げることで、広がりや豊かさを感じさせる。(23字) | 技法名「列挙」(2点。「並列」も可、「反復」は×)+効果(2点)。効果は「数えきれないほど多い/全体に満ちている/広がり・豊かさ」のいずれかが書けていれば可。「物の名前を並べている」という説明のくり返しだけでは効果になっていないので0点。二十〜三十字から外れたら−1点。 |
| 番号 | 解答 | 解説・採点のポイント |
|---|---|---|
| (1) 3点 | エ | 話し言葉に近い現代の言葉(口語)で書かれ、音数や行数の決まりがない(自由詩)ので「口語自由詩」。文語=古い言葉づかい。定型詩=五音・七音などの決まりがある詩。 |
| (2) 4点 | イ | 「〜と」は「〜と言おう」「〜と思う」などに続くはずの引用の助詞。そこで止めることで、続く言葉が読者一人一人にゆだねられ、余韻が生まれる。ア・ウ・エのような「未完成」「混乱」ととらえる読みは誤り。 |
| (3) 5点 | (例)美しいものを素直に美しいと口に出して認め合いたいという気持ち。(31字) | 「美しいと感じたことを言葉にする/口に出す」(3点)+「素直に・ためらわずに・分かち合いたい」といった前向きな願い(2点)。 「美しいものを見つけたい」だけでは言葉にするという中心が落ちるので2点。文末が「〜という気持ち。」になっていないものは−1点。二十五〜四十字から外れたら−1点。 |
| (4) 3点 | ウ | この詩が数え上げるのは、名所や美術品ではなく、ふだん見過ごしているほど身近で小さなもの。ア・イ・エのような「特別なもの」を選ぶ誤りが最も多い。 |
| (5) 4点 | イ | 列挙の効果は「数の多さ」ではなく「世界に美しいものが満ちている」という実感を生むこと。ア「作者の知識の広さ」、エ「順位をつけて比べる」は、この詩の姿勢と正反対。 |
| (6) 4点 | ウ | かすかなもの・名のないものを挙げるのは、美しさに大小や優劣をつけないという態度の表れ。ア(順位づけ)、イ(なげき)、エ(ほこり)はいずれも、この詩のおだやかで等しいまなざしに合わない。 |
| (7) 4点 | イ | 平仮名表記は意図的な選択。漢字の「美しい」がもつ重さ・かたさをやわらげ、やわらかく、ひらかれた、だれにでも届く言い方になる。ア「子どもにも読めるように」は表現の効果の説明になっていない。 |
| (8) 3点 | ア・ウ・エ | イ…音数の決まりはないので×((1)の自由詩と対応)。オ…句読点も用いられ、一文でもないので×。 ア・ウ・エの三つそろって3点(完答)。一つでも欠けたり、余分に選んだりしたら0点。 |
| (9) 4点 | ウ | 「工夫」と「理由」が両方ともこの詩に合っているのはウだけ。列挙は一つずつ間をとることで一つ一つを味わわせ、呼びかけはやわらかく読むことで語りかけの調子が生きる。ア(速く)・エ(同じ調子)は列挙を単なる羅列にしてしまう。 |
| 番号 | 解答 | 解説・採点のポイント |
|---|---|---|
| (10) 5点 | (例)新しい美を探すのではなく、すでに身の回りにある美に気づくということ。(34字) | 「すでにある/身近にある」(2点)+「気づく・目を向ける・心をとめる」(3点)で採点。 「探す」「見つけに行く」としたものは、設問の否定部分と重なるので0点。文末が「〜ということ。」でないものは−1点。二十五〜四十字から外れたら−1点。 |
| (11) 5点 | (例)ありふれた小さなものにこそ美しさがあり、それに気づき言葉にしようという主題。(38字) | 「小さく身近なもの・ありふれたものに美がある」(3点)+「気づく/言葉にする/世界は美しいと言おうとする」(2点)。 「自然は美しい」だけの一般論は1点。詩の内容を数え上げただけのものは0点。二十五〜四十字から外れたら−1点。 |
| (12) 6点 | 【ルーブリックで採点】 (例)朝、台所で湯が沸く音を挙げたい。毎日くり返されて誰も気にとめないが、その音を聞くと今日も生活が始まると感じられ、小さな幸せがあると思うからだ。(70字) | 6点(満点)の条件…①挙げるものが具体物・具体的な場面で書かれている。②それが身近でありふれたものであり、この詩のまなざしに沿っている。③理由が、なぜ自分には美しく感じられるのかという形で書かれている。④自分の言葉で書かれ、詩の語句の引用・模倣がない。⑤六十〜八十字におさまっている。 4点…①〜④のうち一つが弱い(例=理由が「きれいだから」程度)。 2点…挙げるものは書けているが理由がない、または理由が挙げたものと結びついていない。 0点…無記入/詩の語句をそのまま写しただけ/名所・美術品など「特別なもの」を挙げて詩の趣旨から外れているもの。 ※字数が範囲外の場合は、上の点数から−1点。 |