【注意事項】
- 問題は「一」から「四」(P.1〜P.5)までです。解答はP.6〜P.9の解答用紙に書きなさい。
- 大問二・三・四は、教科書『国語3』(光村図書)の「夏草」を開いて解答しなさい。
- 設問の中に引用した古文は、歴史的仮名遣いのままで示してあります。
- 解答は、解答用紙の適切な欄に、ていねいに楷書で書きましょう。
- 句読点やかぎかっこなどの符号も一字と数えます。
知識・技能 (50点)
一
次の──線部について、漢字はその読みをひらがなに直し、ひらがなは漢字に直して書きなさい。ただし、送りがなが必要な場合(⑦⑯⑰⑳)は、必ず書くこと。
1点×20=20点
①旅程を確かめる。
②俳諧をたしなむ。
③漂泊の思いがつのる。
④かつての栄華。
⑤無常を感じる。
⑥夢の跡をたずねる。
⑦勢いが衰える。
⑧奥州の地をめぐる。
⑨古代の遺跡。
⑩五月雨が降る。
⑪山のとうげを越える。
⑫宿にしゅくはくする。
⑬美しいふうけい。
⑭古いせんじょう。
⑮へいしが集まる。
⑯長い道がつづく。
⑰一族がほろびる。
⑱試合の前にきんちょうする。
⑲えいえんに残る。
⑳寒さにふるえる。
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二
歴史的仮名遣いと古語の意味について、次の問いに答えなさい。
18点
(1)〜(4) 次の──線部を現代仮名遣いに直し、すべてひらがなで書きなさい。2点×4=8点
(1)「まづ高館にのぼれば」
(2)「いづれの年よりか」
(3)「行きかふ年もまた旅人なり」
(4)「片雲の風にさそはれて」
(5)〜(9) 次の古語の意味としてあてはまるものを、それぞれ後から一つ選び、記号で答えなさい。2点×5=10点
(5)古人(「古人も多く旅に死せるあり」)
ア 昔の人。 イ 年老いた人。
ウ 亡くなった人の霊。 エ 古くからの友人。
(6)田野(「秀衡が跡は田野になりて」)
ア 広い海辺。 イ 田畑や野原。
ウ 山あいの小道。 エ 人が多く集まる市場。
(7)義臣(「さても義臣すぐつてこの城にこもり」)
ア 主君にそむいた家来。 イ 外国から来た使者。
ウ 忠義をつくす家来。 エ 身分の高い貴族。
(8)旧跡(「泰衡らが旧跡は」)
ア 新しく開かれた土地。 イ 先祖をまつる墓。
ウ 昔、事件や建物があった所。 エ 戦いに勝った者に与えられる土地。
(9)時のうつるまで(「笠うち敷きて、時のうつるまで泪を落としはべりぬ」)
ア 時代が移り変わるまで。 イ 季節が変わるまで。
ウ 時計の針が進むまで。 エ 長い時間がたつまで。
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三
『おくの細道』についての古典の基礎知識と、俳句の形式について、次の問いに答えなさい。
12点
(1)『おくの細道』が成立した時代を、次から一つ選び、記号で答えなさい。2点
ア 平安時代 イ 鎌倉時代 ウ 江戸時代の前期 エ 明治時代
(2)『おくの細道』の文章の種類(ジャンル)を、次から一つ選び、記号で答えなさい。2点
ア 随筆 イ 紀行文(俳諧紀行) ウ 軍記物語 エ 和歌集
(3)この旅に作者と同行した弟子の名前を、漢字で書きなさい。2点
(4)芭蕉が確立した俳諧の作風を何というか。次から一つ選び、記号で答えなさい。2点
(5)この旅の出発地を、次から一つ選び、記号で答えなさい。1点
(6)俳句は、五・七・五の( )音からなる。( )にあてはまる言葉を漢数字で書きなさい。1点
(7)「夏草や兵どもが夢の跡」の切れ字を、一字で書き抜きなさい。1点
(8)「五月雨の降り残してや光堂」の季語と、その季節を書きなさい。【完答】1点
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思考・判断・表現 (50点)
四
教科書『国語3』(光村図書)の「夏草」を開いて解答しなさい。
50点
(1)冒頭の「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり」が表している考え方を、次から一つ選び、記号で答えなさい。3点
ア 月日や年月もまた旅人のようなものであり、とどまることなく過ぎ去っていくという考え方。
イ 月日は人を待ってくれないので、とにかく急いで生きるべきだという考え方。
ウ 旅人は月日のように自由に動けるので、うらやましいという考え方。
エ 月日が過ぎれば、どんな悩みも自然に消えてしまうという考え方。
(2)冒頭の部分から読み取れる、旅に対する作者の思いを、「〜という気持ち。」の形で二十五字以上三十五字以内で書きなさい。5点
(3)「三代の栄耀一睡のうちにして」の「三代」とは、だれの三代か。次から一つ選び、記号で答えなさい。3点
ア 源氏三代 イ 奥州藤原氏(清衡・基衡・秀衡)の三代 ウ 平氏三代 エ 徳川家の三代
(4)「三代の栄耀一睡のうちにして」とは、どういうことを言っているのか。「〜こと。」の形で二十五字以上三十五字以内で書きなさい。5点
(5)「国破れて山河あり、城春にして草青みたり」について、正しく説明したものを次から一つ選び、記号で答えなさい。3点
ア 芭蕉が自分で作った漢詩を、そのまま書き入れたものである。
イ 中国の詩人杜甫の漢詩「春望」の一節を踏まえた表現である。
ウ 『論語』の一節を、そのまま引用したものである。
エ 戦に勝つことを表す中国の故事成語である。
(6)(5)のように、すでにある有名な作品の表現を踏まえて書くことには、どのような効果があるか。三十字以上四十字以内で書きなさい。5点
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四(つづき)
(7)「まづ高館にのぼれば」の「高館」は、だれにゆかりのある場所か。次から一つ選び、記号で答えなさい。3点
(8)「夏草や兵どもが夢の跡」の句に、作者はどのような感慨をこめているか。「〜という感慨。」の形で三十字以上四十字以内で書きなさい。6点
(9)「五月雨の降り残してや光堂」の「光堂」とは、何のことか。次から一つ選び、記号で答えなさい。3点
ア 平泉の毛越寺にある庭園 イ 平泉の中尊寺金色堂
ウ 京都の鹿苑寺金閣 エ 日光の東照宮
(10)芭蕉の「不易流行」という考え方は、「夏草や兵どもが夢の跡」と「五月雨の降り残してや光堂」の二つの句にどのように表れているか。三十五字以上四十五字以内で書きなさい。6点
(11)この文章の文体と構成について、あてはまるものを二つ選び、記号で答えなさい。【完答】3点
ア 和語だけを用いた、やわらかくくだけた調子の文体で書かれている。
イ 漢語や対句を多く用いた和漢混交の文体で、格調の高い調子を生み出している。
ウ 地の文で情景や歴史を語り、その思いを俳句で結ぶ構成になっており、感動が強く印象づけられている。
エ 俳句だけを並べ、地の文はいっさい用いていない。
オ 会話文を中心にして、登場人物のやり取りで話を進めている。
(12)この文章にえがかれた「無常」(すべてのものは移り変わり、いつまでも同じではないというものの見方)について、あなたはどのように考えるか。四十字以上五十字以内で書きなさい。5点
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二 歴史的仮名遣い と古語の意味 (2点×9=18点) |
(1) | | (2) | |
| (3) | | (4) | |
| (5) | | (6) | |
| (7) | | (8) | |
| (9) | |
三 古典の知識と 俳句の形式 (12点) |
(1) | | (2) | |
| (3) | | (4) | |
| (5) | | (6) | |
| (7) | | (8) 季語 | |
(8) 季節 | |
※ 二(1)〜(4)は、すべてひらがなで書きなさい。三(8)は、季語と季節の両方が合っていて正答です。
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※ 記述問題は、解答欄におさまるように、ていねいな字で書きなさい。句読点も一字と数えます。字数は、(2)(4)=25〜35字、(6)(8)=30〜40字、(10)=35〜45字、(12)=40〜50字です。(11)は二つそろって正答です。
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