【注意事項】
- 問題は「一」から「四」(P.1〜P.5)までです。解答は解答用紙①②(P.6〜P.9)に書きなさい。
- 大問四は、教科書『国語3』(光村図書)の「わたしを束ねないで」を開いて解答しなさい。
- この問題用紙には、著作権のはたらいている詩の本文は載せていません。本文は「第一連」「第五連」などの連の番号で示します。
- 解答は、解答用紙の適切な欄に、ていねいに楷書で書きましょう。
- 句読点などの符号も一字と数えます。
知識・技能 (50点)
一
次の──線部について、①〜⑩は漢字の読みをひらがなに直し、⑪〜⑳はひらがなを漢字に直して書きなさい。ただし、送りがなが必要な場合は、必ず送りがなまで書くこと(①⑧⑨⑩⑬⑭⑰⑱)。
1点×20=20点
①切った花を束ねる。
②標本箱にならべる。
③昆虫を採集する。
④肩書きにこだわる。
⑤行動を拘束する。
⑥既成の考え方。
⑦人質が解放される。
⑧言葉を紡ぐ。
⑨澄んだ空気を吸う。
⑩平和を訴える。
⑪いなほが金色に実る。
⑫人をわくにはめる。
⑬強くねがう。
⑭助けをもとめる。
⑮かばんになふだをつける。
⑯土地をくかくで分ける。
⑰うわさがひろがる。
⑱遠くの友によびかける。
⑲とうち法を用いる。
⑳同じ言葉をはんぷくする。
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二
語句の知識について、次の問いに答えなさい。
2点×7=14点
(1)「具体」の対義語を、漢字二字で書きなさい。
(2)「拘束」と最も意味が近い語(類義語)を、次から一つ選び、記号で答えなさい。
(3)「型にはまる」の意味としてあてはまるものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア 決まりきったやり方のとおりで、新しさや自分らしさがないこと。
イ 体の大きさがちょうど合うこと。
ウ 自分の得意なことで力を発揮すること。
エ まわりの期待を上回る成果を出すこと。
(4)「レッテルを貼る」の意味としてあてはまるものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア 荷物に宛先を書いて送ること。 イ 人や物を一方的に決めつけて評価すること。
ウ 目立つように飾りをつけること。 エ 仲間として正式に認めること。
(5)次の四字熟語の□に入る漢字一字を書きなさい。 「多種多□」
(6)「十人十色」の意味としてあてはまるものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア 十人集まれば必ず意見がまとまるということ。
イ 考え方や好みは人それぞれにちがうということ。
ウ 大勢で力を合わせれば大きな仕事ができるということ。
エ 人の数だけ役割が決まっているということ。
(7)「画一的」の意味としてあてはまるものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。
ア 絵のように美しいこと。 イ 一つ一つのちがいを生かすこと。
ウ どれも同じようにそろえて、ちがいを認めないこと。 エ 計画を立てて進めること。
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三
詩の表現の工夫とその効果について、次の問いに答えなさい。例文A〜Eは、学習のためにこの問題用紙で作った文です(教科書の詩の本文ではありません)。
16点
A ぼくを急かさないで/ぼくを急かさないで/ぼくはまだ歩き出したばかりだ
B 走り出した、真夜中の列車は。
C 校庭のすみに咲く、小さな白い花。
D ① ぼくは鳥のように軽やかだ。 ② ぼくは一枚の白い紙だ。
E えんぴつ、消しゴム、定規、ノート、筆箱。
(1)例文Aでは、同じ一行がくり返されている。このようなくり返しが、読む人に与える効果を二十五字以上四十字以内で書きなさい。4点
(2)例文Aは、「〜ないで」という否定の形で書かれている。この書き方によって生まれる調子として最も適切なものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。3点
ア 事実をありのままに伝える、落ち着いた調子。
イ 目の前の相手に直接うったえかける、切実な調子。
ウ 過去をなつかしむ、しみじみとした調子。
エ 読む人を笑わせる、軽やかな調子。
(3)例文Bは、ふつうの語順に直すと「真夜中の列車は走り出した。」となる。あえてこの語順にしたことで生まれる効果を二十字以上三十字以内で書きなさい。3点
(4)例文Cのように、行の終わりを名詞(体言)で止めると、どのような効果があるか。二十字以上三十字以内で書きなさい。2点
(5)例文Eのように、短い言葉を次々に並べていくと、どのような効果があるか。二十字以上三十字以内で書きなさい。2点
(6)例文Dの②は、①とちがって「〜のように」という言葉を使わずに言いかえている。②のような言い方の効果として最も適切なものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。2点
ア たとえであることをはっきり示し、だれにでもわかりやすく伝える。
イ たとえを示す言葉を省くことで、二つのものが重なり合い、強く印象に残る。
ウ 事実をそのまま正確に記録する。
エ 文を短くして読みやすくするだけの働きしかない。
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思考・判断・表現 (50点)
四
教科書『国語3』(光村図書)の「わたしを束ねないで」(新川和江)を開いて、後の問いに答えなさい。
50点
(1)この詩の形式としてあてはまるものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。3点
ア 文語定型詩 イ 口語定型詩 ウ 文語自由詩 エ 口語自由詩
(2)題名と、各連の初めの一行は、どれも「わたしを〜ないで」という同じ形になっている。この構成についての説明として最も適切なものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。4点
ア 連ごとにまったく別の話題が並べられ、たがいに関係がないことを示している。
イ 連ごとにこばむ対象を変えながら同じ形で語りかけ、五つの連を一つの願いとして結びつけている。
ウ 連を追うごとに語りかけの形がくずれ、語り方がやわらいでいく。
エ 同じ形をくり返すことで、言いたいことが決まらないとまどいを表している。
(3)この詩の各連の組み立てについての説明として最も適切なものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。4点
ア 前半で自然の風景をえがき、後半でそれを人間の一生にたとえている。
イ 前半で〈わたしに向けられる働きかけ〉をこばみ、後半で〈本来のわたし〉のありようを示している。
ウ 前半で他人をほめ、後半で自分の足りなさをなげいている。
エ 前半で過去をふり返り、後半で未来を言い当てようとしている。
(4)この詩で「わたし」が語りかけている相手は、どのような存在だと考えられるか。最も適切なものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。3点
ア 遠い土地に住んでいて、もう会えない友人。
イ 「わたし」のことを、決まった見方でとらえようとする周囲の人々や世の中。
ウ これから生まれてくる、未来の子どもたち。
エ 詩を書くことをやめようとしている、過去の自分。
(5)各連で「わたし」が自分を言い表しているものには、どのような共通する性質があるか。「〜もの。」の形で、二十五字以上四十字以内で書きなさい。5点
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四(つづき)
(6)第四連では、「娘」「妻」「母」といった名前を挙げて、「わたし」がうったえている。このうったえの意味として最も適切なものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。4点
ア 家族をもつことそのものを、わずらわしく思う気持ち。
イ いくつもの面をもつ自分が、一つの呼び名だけでくくられてしまうことをこばむ気持ち。
ウ 自分の名前をなかなか覚えてもらえないことへの不満。
エ もっと立派な呼び名をつけてほしいという希望。
(7)第五連では、「わたし」が自分を、あるものに重ねて言い表している。「わたし」がこう言うのは、自分の生き方をどのようなものととらえているからか。「〜ととらえているから。」の形で、三十字以上四十五字以内で書きなさい。5点
(8)題名の「束ねる」は、この詩ではどのような意味で使われているか。最も適切なものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。4点
ア 花や枝などを一本にまとめて、ひもで結ぶこと。
イ 一人一人を区別せず、ひとまとまりのものとして扱うこと。
ウ 人々を集めて、集団の先頭に立つこと。
エ 古くなった物を整理して、片づけること。
(9)この詩では、行の中に空白(一字空け)が置かれているところがある。こうした行分けや空白の効果として最も適切なものを、次から一つ選び、記号で答えなさい。3点
ア 印刷したときの見た目を整えるためのもので、読み方には関係しない。
イ 読む速さや息づかいを変え、言葉と言葉の間で立ち止まらせて、余白に思いをふくらませる。
ウ 決まった音数のリズムを守るために、どうしても必要になるもの。
エ 文字の数を減らし、読む時間を短くするためのもの。
(10)この詩の主題(作者が最も強く伝えようとしていること)を、二十五字以上四十字以内で書きなさい。5点
(11)この詩を音読するとき、どのような工夫をするとよいか。工夫とその理由を合わせて、四十字以上六十字以内で書きなさい。4点
(12)あなたが「束ねられたくない」「決めつけられたくない」と感じる場面を一つ挙げ、この詩の「わたし」の思いと重ねながら、六十字以上八十字以内で書きなさい。6点
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二 語句の知識 (2点×7) |
(1) | | (2) | |
| (3) | | (4) | |
| (5) | | (6) | |
| (7) | |
三 表現の工夫 とその効果 (16点) |
(1) 4点 | |
(2) 3点 | |
(3) 3点 | |
(4) 2点 | |
(5) 2点 | |
(6) 2点 | |
※ 三の記述は、(1)が25〜40字、(3)(4)(5)が20〜30字です。句読点も一字と数えます。
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(11) 4点 (40〜60字) |
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(12) 6点 (60〜80字) |
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※ 記述問題は、解答欄におさまるように、ていねいな字で書きなさい。句読点も一字と数えます。(5)は「〜もの。」、(7)は「〜ととらえているから。」の形で結ぶこと。字数の範囲から外れると減点になります。
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