【注意事項】
- 問題は「一」から「四」(P.1〜P.6)までです。解答はP.7〜P.9の解答用紙に書きなさい。
- 大問四は、教科書『国語3』(光村図書)の「万葉・古今・新古今」のページを開いて解答しなさい。
- 大問四の和歌は、問題用紙にも示してあります(歴史的仮名遣いのままです)。
- 大問四の最後は、三つの歌集の中から自分で一首を選んで答える形式です。
- 解答は、解答用紙の適切な欄に、ていねいに楷書で書きましょう。
- 句読点などの符号も一字と数えます。
知識・技能 (50点)
一
次の──線部について、漢字はその読みをひらがなに直し、ひらがなは漢字に直して書きなさい。③・⑩・⑬・⑱は送りがなが必要なので、必ず送りがなまで書くこと。
1点×20=20点
①歌を朗詠する。
②歌集を編纂する。
③心をこめて歌を詠む。
④幽玄の美を求める。
⑤言葉の修辞を知る。
⑥優美な調べ。
⑦歌の趣を味わう。
⑧春の霞がかかる。
⑨紫の野を行く。
⑩都を慕う気持ち。
⑪すぐれたかじん。
⑫しぜんの美しさをうたう。
⑬景色の美しさにおどろく。
⑭ぶしの世となる。
⑮ちょうていに仕える。
⑯こきょうをしのぶ。
⑰美しいじょうけい。
⑱風がはげしい。
⑲さくらが咲く。
⑳草のつゆが光る。
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二
和歌の形式と修辞について、次の問いに答えなさい。
18点
(1)短歌は「五・七・五・七・七」の五句からできている。この合計の音数を漢数字で書きなさい。2点
(2)(1)の音数にちなんで、短歌は別の呼び名でも呼ばれる。その呼び名をひらがなで書きなさい。2点
(3)短歌の「五・七・五」の部分と「七・七」の部分を、それぞれ何というか。【完答】2点
(4)『万葉集』には、五音と七音をくり返し、最後を「五・七・七」で結ぶ長い形式の歌も収められている。この形式を次から一つ選び、記号で答えなさい。2点
(5)次の①〜④は、ある決まった語を導く枕詞である。それぞれが導く語を、後のア〜エから一つずつ選び、記号で答えなさい。1点×4=4点
① たらちねの ② あしひきの ③ ひさかたの ④ しろたへの
ア 衣 イ 山 ウ 母 エ 天
(6)ある語句を導くために前におかれる、二句以上の長い前置きの表現を何というか。漢字二字で書きなさい。2点
(7)同じ音の語を利用して、一つの言葉に二つの意味を重ねる技法を何というか。漢字二字で書きなさい。2点
(8)昔の有名な歌の語句を自分の歌にわざと取り入れる技法を何というか。漢字三字と送りがなで書きなさい。2点
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三
三つの歌集についての古典の基礎知識について、次の問いに答えなさい。
2点×6=12点
(1)『万葉集』の和歌は、漢字の音や訓を借りて日本語の音を書き表す表記で記された。この表記を何というか。2点
(2)『万葉集』の編集に深く関わったとされる人物を、次から一つ選び、記号で答えなさい。2点
ア 大伴家持 イ 紀友則 ウ 源実朝 エ 松尾芭蕉
(3)『古今和歌集』は、天皇の命令によって編まれた□□和歌集である。□□に入る語を漢字二字で書きなさい。2点
(4)『古今和歌集』の序文のうち、ひらがなを主として書かれたものを何というか。漢字三字で書きなさい。2点
(5)『新古今和歌集』は、□□上皇の命によって編まれた。□□に入る語を書きなさい。2点
(6)『万葉集』に収められている、東国の人々がうたった歌と、九州の防衛のために送られた兵士やその家族がうたった歌を、それぞれ何というか。【完答】2点
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思考・判断・表現 (50点)
四
教科書『国語3』(光村図書)の「万葉・古今・新古今」を開いて、次の和歌A〜Hを読み、後の問いに答えなさい。
50点
Ⅰ 『万葉集』
A あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る 額田王
B 東の野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月傾きぬ 柿本人麻呂
C 銀も金も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも 山上憶良
Ⅱ 『古今和歌集』
D 袖ひちてむすびし水のこほれるを春立つ今日の風や解くらむ 紀貫之
E 人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香に匂ひける 紀貫之
F 花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに 小野小町
Ⅲ 『新古今和歌集』
G 見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ 藤原定家
H 心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ 西行法師
(1)次のア〜ウの歌集を、成立した古い順に並べかえ、記号で答えなさい。【完答】3点
(2)次の①〜③は、三つの歌集の歌風について説明したものである。それぞれどの歌集にあてはまるか、後のア〜ウから一つずつ選び、記号で答えなさい。2点×3=6点
① 感動を率直に、力強くうたう。「ますらをぶり」とも呼ばれる歌風をもつ。
② 優美で技巧的な表現を好む。「たをやめぶり」とも呼ばれる歌風をもつ。
③ 昔の歌の語句を取り入れる技法などを用いて、象徴的で奥深い、幽玄の美をめざす。
ア 万葉集 イ 古今和歌集 ウ 新古今和歌集
(3)Aの歌から枕詞を一つ抜き出し、さらに、その枕詞が導いている語も抜き出して書きなさい。【完答】3点
(4)Aの歌の主題として最も適切なものを次から一つ選び、記号で答えなさい。3点
ア 旅の途中で目にした山の美しさへの、おどろきと感動。
イ 人目を気にしながらも、自分に袖を振る相手に心を寄せる恋の思い。
ウ 遠い土地に残してきた家族を思う、ふるさとへの思い。
エ 季節が移っていくことの速さに対する、はかなさの思い。
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四(つづき)
Ⅰ 『万葉集』
A あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る 額田王
B 東の野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月傾きぬ 柿本人麻呂
C 銀も金も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも 山上憶良
Ⅱ 『古今和歌集』
D 袖ひちてむすびし水のこほれるを春立つ今日の風や解くらむ 紀貫之
E 人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香に匂ひける 紀貫之
F 花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに 小野小町
Ⅲ 『新古今和歌集』
G 見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ 藤原定家
H 心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ 西行法師
(5)Cの歌には、どのような思いがこめられているか。二十五字以上三十五字以内で書きなさい。5点
(6)Eの歌は、何と何を対比させてうたっているか。それをふまえて、この歌の主題を二十五字以上三十五字以内で書きなさい。4点
(7)Fの歌の「ながめ」には、二つの意味が重ねられている。その二つの意味を書きなさい。【完答】4点
(8)Gの歌の結びの句(第五句)には、ある表現技法が用いられている。この表現技法の名前を答え、さらに、その技法がこの歌にもたらしている効果を二十五字以上三十五字以内で書きなさい。5点(技法名2点・効果3点)
(9)Gの歌とHの歌は、どちらも同じところで意味が切れている。何句切れか。次から一つ選び、記号で答えなさい。3点
ア 初句切れ イ 二句切れ ウ 三句切れ エ 四句切れ
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四(つづき)
Ⅰ 『万葉集』
A あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る 額田王
B 東の野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月傾きぬ 柿本人麻呂
C 銀も金も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも 山上憶良
Ⅱ 『古今和歌集』
D 袖ひちてむすびし水のこほれるを春立つ今日の風や解くらむ 紀貫之
E 人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香に匂ひける 紀貫之
F 花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに 小野小町
Ⅲ 『新古今和歌集』
G 見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ 藤原定家
H 心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ 西行法師
(10)『万葉集』には、東国の人々の歌や、防衛のために遠くへ送られた兵士とその家族の歌も収められている。これらの歌の説明として最も適切なものを次から一つ選び、記号で答えなさい。3点
ア 都の貴族が技巧をこらしてよんだ歌で、優美な美しさをもつ。
イ 名も残らない庶民の、素朴で切実な思いが、かざらずにうたわれている。
ウ 中国の詩をまねて作られた歌で、むずかしい漢語が多く使われている。
エ 天皇の命令によってよまれた、国をほめたたえるための歌である。
(11)『新古今和歌集』に多く用いられた、昔の有名な歌の語句を取り入れてよむ技法は、その昔の歌を知っている読者にどのような味わいをもたらすか。三十字以上四十字以内で書きなさい。5点
(12)A〜Hの中から、最も心に残った一首を選び、作者名と初句のはじめの三字を書きなさい。また、それを選んだ理由を四十字以上五十字以内で書きなさい。6点(選択1点・理由5点)
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二 和歌の 形式と修辞 (18点) |
(1) | | (2) | |
| (3) | 五・七・五= / 七・七= |
| (4) | |
| (5)① | | (5)② | |
| (5)③ | | (5)④ | |
| (6) | | (7) | |
| (8) | |
三 古典の 基礎知識 (2点×6) |
(1) | | (2) | |
| (3) | | (4) | |
| (5) | |
| (6) | 東国の歌= / 兵士の歌= |
※ 【完答】の問題は、両方そろって正答となります。送りがなが必要な漢字(③・⑩・⑬・⑱)は、送りがなまで書きましょう。
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四 「万葉・ 古今・新古今」 の読解 (50点) |
(1) | → → |
| (2)① | | (2)② | |
| (2)③ | |
| (3) | 枕詞= / 導く語= |
| (4) | |
| (5) | |
| (6) | |
| (7) | 一つめ= / 二つめ= |
(8) 技法名 | |
(8) 効果 | |
| (9) | |
| (10) | |
| (11) | |
(12) 選んだ歌 | 作者名= / 初句のはじめの三字= |
(12) 理由 | |
※ 記述問題は、解答欄におさまるように、ていねいな字で書きなさい。句読点も一字と数えます。(5)(6)(8効果)は25〜35字、(11)は30〜40字、(12)理由は40〜50字です。
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