3学年数学 定期テスト④ 模範解答・解説
過去問リメイク版(2023・2024・2025年度 出題内容より/数値変更) 単元:相似な図形・平行線と線分の比・円周角
満点 100点
[配点表]
知識・技能(60点) 知技1 2点×6=12点/知技2 3点×5=15点/知技3 2点×6=12点/知技4 3点×3=9点/知技5 3点×4=12点 小計 60点
思考・判断・表現(40点) 考1 2点×3=6点/考2 6点/考3 3点×2=6点/考4 3点×2=6点/考5 3点×2=6点/考6 3点×2=6点/考7 4点 小計 40点
合計 60点+40点=100点 (小問数 37問)
知技 1相似な図形の基本[各2点/計12点]
(1)3 : 4AB:DE = 6:8 = 3:4(対応する辺の比)
(2)8√3 cmBC:EF = 3:4 より 6√3:EF = 3:4 → 3EF = 24√3 → EF = 8√3
(3)16 cmCA:FD = 3:4 より 12:FD = 3:4 → 3FD = 48 → FD = 16
(4)30°∠C = 180°−60°−90° = 30°。∠F は ∠C に対応するので ∠F = 30°(辺の長さとも整合:AB=6 は斜辺 CA=12 の半分で、30°-60°-90° の三角形)
(5)15 cmAB:EF = 2:5 より 6:EF = 2:5 → 2EF = 30 → EF = 15
(6)110°∠C は ∠G に対応する角。対応する角は等しいので ∠C = 110°
ポイント 相似比は「対応する辺の比」。対応する角の大きさは相似比に関係なく等しい((4)(6))。辺を求めるときは必ず「対応する辺どうし」で比例式を立てる。
知技 2平行線と線分の比[各3点/計15点]
①x = 10DE∥BC より AD:DB = AE:EC → 4:8 = 5:x → 4x = 40 → x = 10
②x = 9AD:DB = AE:EC → 6:x = 4:6 → 4x = 36 → x = 9
③x = 9AE:EB = 1:2。EF = AD+AEAB×(BC−AD) = 6+13×(15−6) = 6+3 = 9
④x = 6p∥q∥r より 12:8 = 9:x → 12x = 72 → x = 6
⑤x = 12AB∥DC より △OAB ∽ △OCD、相似比 AB:DC = 6:9 = 2:3。OB:OD = 2:3 → 8:x = 2:3 → 2x = 24 → x = 12
ポイント ③は「台形の中に引いた平行線」。△ABD の中点連結型ではないので、AD と BC の差を AE:AB の割合で分けると考えると速い。
別解(③):対角線 AC を引き、EF との交点を M とする。△ABC で EM∥BC、AE:AB = 1:3 より EM = 15×13 = 5。△CAD で MF∥AD、CF:CD = 2:3 より MF = 6×23 = 4。EF = 5+4 = 9 ✔
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知技 3円周角[各2点/計12点]
①x = 60°弧AB に対する中心角 120°、円周角 ∠ACB = x。x = 120°÷2 = 60°
②x = 76°円周角 ∠ACB = 38°、中心角 ∠AOB = x。x = 38°×2 = 76°
③x = 63°AB が直径だから ∠ACB = 90°(半円の弧に対する円周角)。x = 180°−90°−27° = 63°
④x = 54°∠ACB と ∠ADB はどちらも弧AB に対する円周角。同じ弧に対する円周角は等しいので x = 54°
⑤x = 40°OA = OB(半径)より △OAB は二等辺三角形。x = (180°−100°)÷2 = 40°
⑥x = 65°△PAB で、∠PAB = ∠CAB = 40°、∠PBA = ∠DBA = 25°。x(=∠APD)は △PAB の外角だから x = 40°+25° = 65°
ポイント 円周角 = 中心角 ÷ 2(①②)、同じ弧の円周角は等しい(④)、半円の弧に対する円周角は 90°(③)の3つが基本。
⑤は円周角ではなく「半径が2本 ⇒ 二等辺三角形」。中心角 100° を 2 で割って 50° としないこと。
⑥の「弦の交点にできる角」は、三角形の外角としてとらえるのがいちばん速い。
知技 4円周角の応用[各3点/計9点]
(1)x = 22°弧BE に対する円周角 ∠BAE = 66° なので 弧BE の中心角は 132°。弧BC=弧CD=弧DE より、弧BC の中心角は 132°÷3 = 44°。x = ∠BAC = 44°÷2 = 22°
(= 66°÷3 = 22° と考えてもよい。等しい弧に対する円周角は等しい)
(2)x = 65°OA=OB(半径)より △OAB は二等辺三角形、∠OAB = ∠OBA = 25°。
OA=OC(半径)より △OAC は二等辺三角形、∠OAC = ∠OCA = 40°。
x = ∠BAC = ∠OAB+∠OAC = 25°+40° = 65°
(3)x = 45°△APD で、∠APB は頂点 P における外角だから
∠APB = ∠PAD+∠PDA → 80° = x+35° → x = 80°−35° = 45°
ポイント (1) 等しい弧に対する円周角は等しいので、∠BAE を 3 等分すればよい(66°÷3=22°)。検算:中心角で見ると 弧BC=弧CD=弧DE=44°、合計 132°、円周角 66° ✔
(2) 中心 O と円周上の点を結んだ線が出てきたら、まず「半径どうしは等しい ⇒ 二等辺三角形」を疑う。
(3) 検算:弧AB = 35°×2 = 70°、弧CD = 45°×2 = 90°。∠APB = (70°+90°)÷2 = 80° ✔
知技 5相似な図形の面積比・体積比[各3点/計12点]
(1)50 cm²相似比 3:5 → 面積比 3²:5² = 9:25。18:Y = 9:25 → 9Y = 450 → Y = 50
(2)16 cm³相似比 2:3 → 体積比 2³:3³ = 8:27。P:54 = 8:27 → 27P = 432 → P = 16
(3)80 cm²相似比 = 半径の比 = 3:4 → 表面積比 3²:4² = 9:16。45:G = 9:16 → 9G = 720 → G = 80
(4)5 : 6体積比 125:216 = 5³:6³ なので、相似比は 5:6
ポイント 相似比 m:n のとき、面積比(表面積比)= m²:n²、体積比 = m³:n³。(4) のように体積比から相似比を戻すときは3乗根を考える(8=2³、125=5³)。
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考 1相似の証明(穴うめ)[各2点/計6点]
ア∠CAB
(∠BAC でも可)
∠A は △ABD と △ACB に共通な角。△ACB の側の表し方で答える。
イ2組の角相似条件の3つのうち、角が2組等しいことを示したので「2組の角」。
ウAD△ABD ∽ △ACB は A↔A、B↔C、D↔B の対応。AB(△ABD)に対応するのは AC、AD(△ABD)に対応するのは AB。よって AB:AC = AD:AB。
この式から AB² = AC×AD も導ける。
【完成した証明】
△ABD と △ACB において
 仮定より、 ∠ABD = ∠ACB  ……①
 共通な角だから、 ∠BAD = ∠CAB  ……②
 ①、②より、2組の角がそれぞれ等しいので
    △ABD ∽ △ACB
採点のポイント ア・イは「∠」をつけて 3 文字の形(∠ACB など)で書けていれば正解。2 文字(∠A など)は、どの角か特定できないので不正解とする。ウは「2組の角がそれぞれ等しい」まで書いてあればもちろん正解。「2辺の比とその間の角」などは誤り。
考 2相似の証明(記述)[6点]
【模範解答例】
△ABE と △FCE において
 平行四辺形の対辺は平行だから AB∥DC すなわち AB∥FC
 平行線の同位角は等しいので  ∠ABE = ∠FCE  ……①
 共通な角だから        ∠AEB = ∠FEC  ……②
 ①、②より、2組の角がそれぞれ等しいので
    △ABE ∽ △FCE
採点のポイント(6点)
① 「△ABE と △FCE において」と、対応順をそろえて書き出している …… 1点
② AB∥DC(AB∥FC)を平行四辺形の性質として根拠づけている …… 1点
③ ∠ABE = ∠FCE を同位角(平行線の性質)を根拠に示している …… 2点
④ ∠AEB = ∠FEC を共通な角として示している …… 1点
⑤ 「2組の角がそれぞれ等しい」と結論づけている …… 1点
よくある誤り ∠ABE = ∠FCE を「錯角」としてしまう(E は B・C と同じ直線上にあり、AE が平行線 AB・FC を切る形なので同位角)。また、∠BAE = ∠CFE を錯角として使う答案も、∠AEB = ∠FEC と合わせて2組の角が示せていれば正解とする。
考 3中点連結定理[各3点/計6点]
(1)5 cm△ABC で、P、Q はそれぞれ AB、BC の中点。中点連結定理より PQ = 12AC = 12×10 = 5
(2)24 cm同様に SR = 12AC = 5(△ACD)、QR = PS = 12BD = 12×14 = 7(△BCD、△ABD)。
周の長さ = 5+7+5+7 = 24
ポイント 四角形の各辺の中点を結んでできる四角形 PQRS は、向かい合う辺がそれぞれ AC、BD に平行で長さが半分になるので、つねに平行四辺形になる。周の長さ = AC+BD = 10+14 = 24 と一気に求めてもよい。
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考 4平行線と比の応用[各3点/計6点]
(1)4 cm補助線 DE を引く。
BE = EF なので E は BF の中点、D は AB の中点だから、△ABF で中点連結定理より
 DE∥AF かつ DE = 12AF  ……①
次に △CDE を見る。G は辺 CD 上、F は辺 CE 上にあり、GF∥DE だから △CGF ∽ △CDE。
EF = FC より CF:CE = 1:2 なので GF = 12DE  ……②
①②より GF = 14AF、よって AG:GF = 3:1。
12:GF = 3:1 → 3GF = 12 → GF = 4
(2)8 cmAD∥BC より △OAD ∽ △OCB、相似比 AD:CB = 6:12 = 1:2。よって AO:OC = 1:2。
△ABC で OP∥BC だから AO:AC = OP:BC → 1:3 = OP:12 → OP = 4。
同様に △DBC で OQ∥BC、DO:DB = 1:3 だから OQ = 4。
PQ = OP+OQ = 4+4 = 8
ポイント(検算)
(1) BC を 3 等分した点が E、F。BE:EF:FC = 1:1:1。AG:GF = 3:1 なので AF = 12+4 = 16cm。
(2) 台形の対角線の交点を通り底辺に平行な線分 PQ の長さは、公式 PQ = 2×AD×BCAD+BC = 2×6×126+12 = 14418 = 8 でも確認できる。✔
考 5平行四辺形と面積比[各3点/計6点]
(1)2 : 3AD∥BC より AD∥BE なので、錯角が等しく △FBE ∽ △FDA。
BE = 23BC = 23AD だから BE:DA = 2:3。よって BF:FD = 2:3
(2)6 cm²対角線 BD は平行四辺形を2等分するので △ABD = 30÷2 = 15(cm²)。
△ABF と △AFD は高さが等しいので、面積比 = BF:FD = 2:3。
△ABF = 15×22+3 = 15×25 = 6
考 6放物線と直線[各3点/計6点]
(1)a = 14 , b = 3y=ax² に A(−2,1) を代入:1 = a×(−2)² = 4a → a = 14
y=x+b に A(−2,1) を代入:1 = −2+b → b = 3
(2)12 cm²交点を求める:14x² = x+3 → x² = 4x+12 → x²−4x−12 = 0 → (x−6)(x+2) = 0
x = 6、−2 なので B の x 座標は 6、y = 6+3 = 9 より B(6,9)。
直線 ℓ と y 軸との交点を C とすると C(0,3)、OC = 3。
△OAB = △OAC+△OBC = 12×3×2 + 12×3×6 = 3+9 = 12
ポイント (2) の分け方は「y 軸で2つの三角形に切る」。底辺を OC=3 とし、高さは A、B の x 座標の絶対値(2 と 6)。
考 7A判の紙と相似[4点]
答x = √2A0 の短い辺を 1、長い辺を x とすると、A1 は短い辺 x2、長い辺 1 の長方形。
A0 ∽ A1 だから (長い辺):(短い辺)が等しく
 x : 1 = 1 : x2 → x×x2 = 1×1 → x²2 = 1 → x² = 2
x > 0 だから x = √2 (≒1.41)
ポイント 答えは √2。√ の中の 2 はこれ以上簡単にできないので、これが最簡の形。分母に √ は残っていないので有理化も不要。
検算 A4 判の実寸は 297mm×210mm。297÷210 = 1.414… = √2 ✔
[配点表(再掲)]
区分知技1知技2知技3知技4知技5小計
配点2×6
=12
3×5
=15
2×6
=12
3×3
=9
3×4
=12
60
区分考1考2考3考4考5考6・考7
配点2×3
=6
63×2
=6
3×2
=6
3×2
=6
6+4
=10(小計40)
合計 60点 + 40点 = 100点
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