中学3年 第4回 社会(予想問題) 模範解答・解説
配点一覧 知識・技能=60点(知技1〜知技5:各2点×6=12点)
思考・判断・表現=40点(考1:2点×4/考2:2点×4/考3:2点×5/考4:2点×4/考5:3点×2) 合計100点 小問49問
知技1国会と内閣2点×6=12点
(1)ア憲法第41条。イは行政、ウは司法を担当する機関で立法は行わない。
(2)ウ常会(通常国会)。会期は150日。イの臨時会は必要に応じて召集される。
(3)イ特別会(特別国会)。総選挙後に必ず内閣総理大臣の指名を行う点が特徴。
(4)ウ内閣不信任の決議。可決されると内閣は10日以内に衆議院を解散するか総辞職する。アは参議院が行うもので法的拘束力はなく、イは裁判官を辞めさせる手続き。
(5)イ議院内閣制。アは大統領を国民が直接選ぶアメリカなどのしくみで、議会の信任は必要ない。
(6)エ閣議。全会一致で決定される。ア・イは国会の会議、ウは衆参の議決が異なるときに開かれる。
知技2裁判所と司法2点×6=12点
(1)ア三審制。慎重な裁判でまちがいを防ぐためのしくみ。イは権力を3つに分ける考えで別のもの。
(2)イ控訴(第一審→第二審)。アは第二審→第三審、ウは検察官が刑事事件で裁判を求めること。
(3)ア上告。「控訴」との順番を取りちがえないこと。
(4)ウ民事裁判。訴えた側が原告、訴えられた側が被告。アの刑事裁判は犯罪について国が罪を問うもの。
(5)ウ検察官。アは被告人の利益を守る立場、エは重大な刑事裁判に参加する国民。
(6)エ司法権の独立(憲法第76条)。イは「法律がなければ罰せられない」という原則、ウは有罪が確定するまで無罪として扱う原則で、いずれも別の内容。
知技3選挙と地方自治2点×6=12点
(1)ア小選挙区制。大政党に有利で死票が多くなる。
(2)イ比例代表制。死票が少なく小政党も議席を得やすい。
(3)エ秘密選挙。アは一定年齢以上のすべての国民に選挙権、イは一人一票、ウは有権者が直接選ぶ原則。
(4)ウ条例。地方議会が法律の範囲内で定める。ア・イ・エは国が定めるもの。
(5)ア直接請求権。解職・解散の請求には有権者の3分の1以上の署名が必要。イは誰でもできるが結果を義務づけられない。
(6)ウ地方税(自主財源)。ア・イは国から配分される依存財源、エは借金。
1 / 4
中学3年 第4回 社会(予想問題) 模範解答・解説
知技4日本の歴史2点×6=12点
(1)イ万葉集。アは平安時代(905年)、ウは鎌倉時代、エは歴史書で和歌集ではない。
(2)ア荘園。イの公領は国が支配する土地、エの口分田は班田収授法で人々にあたえられた土地。
(3)ウかな文字。イの万葉がなは漢字の音を借りて日本語を書いたもので、かな文字の前段階。
(4)ア御恩と奉公(封建制度)。エの幕藩体制は江戸時代のしくみ。
(5)イ太閤検地。アは武器を取り上げた政策、ウは明治政府の税制改革、エは織田信長の経済政策。
(6)ウ大阪。江戸は「将軍のおひざもと」、京都は天皇の住む都。
知技5世界のすがた2点×6=12点
(1)イ緯線。アの経線は南北に引かれ東西の位置を表す。
(2)ウ本初子午線。イの赤道は緯度0度の緯線。
(3)ア熱帯。赤道周辺に分布する。
(4)イ乾燥帯。砂漠気候とステップ気候に分かれる。
(5)エロシア連邦(約1,710万km2)。2位がカナダ、3位がアメリカ合衆国。
(6)アアジア州。世界人口の約6割を占める。
思考・判断・表現(40点)の解答・解説
考1一票の格差(資料1)2点×4=8点
(1)D議員1人あたりの有権者数は、A=400,000÷1=40万人、B=900,000÷1=90万人、C=1,400,000÷2=70万人、D=2,400,000÷2=120万人で、Dが最も多い。ここでは定数で割らずに有権者数だけを比べてもたまたまDになるが、BとCのように順位が入れかわる組み合わせがあるので、必ず定数で割ってから比べること。
(2)イ最多のD(120万人)÷最少のA(40万人)=3倍。
(3)ウAの有権者の一票はDの有権者の3倍の重みをもつことになり、憲法第14条の法の下の平等に反する。ア・イ・エは一票の格差とは別の問題。
(4)ア国勢調査の結果に応じた区割りや定数の見直し(0増5減など)が実際に行われている。イ・エは投票しやすくする工夫、ウは有権者を増やす改正で、どれも格差そのものは縮まらない。
2 / 4
中学3年 第4回 社会(予想問題) 模範解答・解説
考2衆議院と参議院の比較(資料2)2点×4=8点
(1)イ衆議院の任期は4年。ただし解散があれば任期中でも地位を失う。
(2)エ参議院に解散はない。これが6年の任期を保障し、国会の継続性を保つ役割につながっている。
(3)ウ参議院の被選挙権は満30歳以上。イの25歳は衆議院の値で、表にすでに示されている。
(4)イ任期が短く解散もあるため、選挙がひんぱんに行われ、そのときどきの国民の意思をより強く反映すると考えられるため。アは理由にならず、ウは参議院の前身の貴族院を考えても根拠にならず、エは慣例であって憲法上の決まりではない。
考3時差(資料3)2点×5=10点
(1)ウ経度の差135度÷15=9時間。東京のほうが9時間進んでいる。
(2)ア東経135度と西経75度は本初子午線をはさむので経度の差は135+75=210度。210÷15=14時間。ニューヨークは西にあるので14時間遅れ、1月10日午後3時-14時間=1月10日午前1時。
(3)イ(135-30)÷15=7時間。どちらも東経なので引き算で求める。
(4)ウ日付変更線は西から東へこえるとき1日もどす(東から西へなら1日進める)。東へ進むほど時刻は進むため、ここで調整する。
(5)エ東京1月1日午前9時のとき、シドニー=午前10時、カイロ=午前2時、ロンドン=1月1日午前0時でいずれも新年をむかえている。ニューヨークだけが14時間遅れて12月31日午後7時でまだ新年ではない。
考4世界の気候(資料4・5)2点×4=8点
(1)イYは降水量が多いのが11〜2月(冬)で、夏に乾燥する地中海性気候。X・Zは夏に雨が多く、Wは一年中多いので当てはまらない。
(2)エWは最暖月27.5℃・最寒月26.3℃で年較差が約1℃しかなく、気温の変化がほとんどない。年降水量も2,231mmと多く、赤道付近に特有の気候を示す。X・Y・Zはいずれも年較差が大きいので誤り。
(3)ア資料5より、最寒月5.4℃・最暖月26.9℃と年較差が大きく、夏(6〜10月)に降水が集中する。温帯のうち温暖湿潤気候。イの西岸海洋性気候は年較差が小さく降水も平均的、ウは夏に乾燥、エは年降水量が極端に少ない。
(4)ウZは最寒月-5.2℃と0℃を大きく下回り、夏は19.4℃まで上がる。冬の寒さが厳しく夏と冬の気温差が大きい冷帯(亜寒帯)。エの寒帯は最暖月でも10℃未満。
3 / 4
中学3年 第4回 社会(予想問題) 模範解答・解説
考5司法と地方財政3点×2=6点
(1)ア裁判員制度は、国民が刑事裁判に参加して国民の感覚を裁判に反映させ、司法に対する国民の理解と信頼を深めることを目的に2009年から始まった。イは費用の節約が目的ではないので誤り。ウは裁判員が参加するのは重大な刑事裁判の第一審だけなので誤り。エは裁判員は裁判官とともに審理するのであり、裁判官の職はなくならないので誤り。
(2)ア地方税の集まり方は地方公共団体によって大きく異なるため、その財政の格差を小さくし、どの地域でも一定の行政サービスが受けられるように国が配分するのが地方交付税交付金で、使いみちは自由である。イは使いみちが指定される国庫支出金の説明なので誤り。ウ・エはそのような制度はないので誤り。
考5の考え方
(1) 裁判員制度の目的は「国民の感覚を裁判に反映させる」「司法への理解と信頼を深める」の2点。「裁判を早くするため」「費用をおさえるため」は主目的ではないので、これらを述べた選択肢は選ばない。
(2) 地方交付税交付金=財政格差をならすため、使いみちは自由。国庫支出金=特定の事業のため、使いみちが決まっている。この2つを入れかえた選択肢が定番なので、必ず区別すること。
落としやすいポイント(復習チェック)
① 常会・臨時会・特別会を区別していない
毎年1月=常会(予算)、必要に応じて=臨時会、総選挙後30日以内=特別会(首相指名)。「いつ開かれるか」で判断する。
② 控訴と上告を逆に覚えている
第一審→第二審が控訴、第二審→第三審が上告。「こ」→「じょ」の順と覚える。
③ 一票の格差を「有権者数」だけで比べてしまう
必ず有権者数÷議員定数で議員1人あたりに直してから比べる。考1(1)では有権者数が最多のDが答えになるが、Cは有権者数がBより多くても1人あたりはBより少ない。
④ 衆議院の優越の理由を「人数が多いから」と書いてしまう
理由は任期が短く解散がある=国民の意思をより反映しやすいから。定数の多さは理由ではない。
⑤ 時差の計算で東経と西経をまたぐときに引き算してしまう
同じ側(東経どうし・西経どうし)なら引き算、本初子午線をまたぐなら足し算。そのあと15で割る。
⑥ 日付変更線の向きを取りちがえる
西→東は1日もどす、東→西は1日進める。「東へ行くほど時刻は進む→行きすぎた分を戻す」と考える。
⑦ 雨温図を「気温」だけで判断する
温帯の中の区別は降水の季節が決め手。夏に多い=温暖湿潤、冬に多い=地中海性、年中平均的=西岸海洋性。
⑧ 地方交付税交付金と国庫支出金を混同する
地方交付税交付金=財政格差をならすため、使いみちは自由。国庫支出金=特定の事業のため、使いみちが決まっている。
知識・技能 60点 + 思考・判断・表現 40点 = 合計 100点(小問49問)
4 / 4