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結果が出ないと不安です。いつまで待てばいいですか?|塾長コラム 第11問

相談

「怒らず、任せて見守りましょう」と言われて、半年ほど塾に通わせています。でも、中学2年生の娘の成績は、あまり変わりません。待てばいいのはわかるのですが、いつまで待てばいいのでしょうか。不安で、塾を変えたほうがいいのかとも考えてしまいます。

塾長の聞き返し

今の成績は、学年の中で、どのあたりでしょうか? そして、娘さんが、今、塾でやっているのは、どの学年の内容ですか?

学年の真ん中より、少し下です。今は、小学校の分数のやり直しをしていると聞いています。

塾長の答え

1. 成績より先に、変わるもの

まず、お伝えします。成績が変わる前に、変わるものがあります。

お子さんの、取り組む姿勢です。体験授業の時点で、もう変わります。課題に向き合う様子、先生への反応。点数より前に、そこが変わります。

では、成績は、いつ変わるのか。どこにいる子かによって、全く違います。

2. 平均以上の子は、すぐ。平均以下の子は、借金返済から

平均より上にいる子は、成績は、すぐ上がります。 入ってきた瞬間から、ガンと上がる子もいます。

一方、平均より下にいる子は、そんなに簡単には、上がりません。まず、借金返済だからです。今やっていることより、前のことを埋めなければなりません。

たとえば、中学2年生で入ってきたけれど、つまずきは中1や小6にある。そうすると、小6の内容を全部やり、中1の内容を全部やる。それだけで、もう1年かかります。その間、やっている範囲は、今のテストには出ません。前のことを埋めた成果が、テストに反映されるのは、だいぶ後になります。

どこまで戻るかによります。1年前まで戻るなら、1年。2年前まで戻るなら、2年。覚悟していただく必要がある、というのが、正直なところです。

ただし、例外もあります。能力はとても高いのに、全く勉強してこなかった子です。そういう子は、普通なら1〜2年かかるところを、一気に巻き返すことがあります。1年分を、1か月でやってしまう子もいます。大きく変わる可能性があります。

結局、いつまで待てばいいのでしょうか。

「何か月」と、一律には言えません。どこまで戻る必要があるのかで、決まります。そこは、塾に、はっきり聞いてください。「今、何を目標に、どこをやっているのか」「お子さんの、どこにつまずきがあって、あとどれくらいかかるのか」。説明してもらえる塾を、選んでください。

3. 親が不安になって、塾を変えたくなるとき

「不安で、塾を変えたくなる」ことについて、ことばこの場合を、お話しします。

実は、ことばこでは、不安になって辞められる、ということは、ほとんどありません。入塾から1年以内に辞める方は、1割もいません。 通っている期間は、平均して3年以上です。

辞められるとき、その理由の多くは、「不安」というより、どうしても、お母さんが、自分の思い通りにコントロールしたいということです。「こうやらせたい」「こういうやり方でやってほしい」。

ことばこでは、入る前に、「親の口出しなし」という約束をして、入っていただきます。それでも、やはり口を出したくなる方は、過去に何名か、いらっしゃいました。

ちゃんと任せてくださっているご家庭は、不安にもなりにくく、塾を変えることも、ほとんどありません。

不安になるのは、自然なことです。そのとき、不安を、お子さんにぶつけたり、塾を変えたりする前に、まず、「何が不安なのか」を、塾に、そのまま話してください。

最後に

今日からできることは、三つです。

  1. 点数の前に、取り組む姿勢の変化を、見る
  2. 塾に、どこまで戻る必要があるのかを、聞く
  3. 不安は、お子さんにではなく、塾や、信頼できる人に話す

勉強ができること以上に大事なのは、「自分には、課題を乗り越えていける力がある」という自信です。アドラー心理学では、この力を支えることを「勇気づけ」と呼びます。

「いつまで待つか」の答えは、お子さんが、どこから始めているのかで、決まります。その場所から、一歩ずつ、進んでいく。それが、近道です。

塾長コラム ─ 学習塾ことばこ 塾長(国語科教員10年・学習塾個別指導12年)

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